岡山大学が開催した在学生との懇談会の詳細
国立大学法人岡山大学は、2025年11月13日と同年12月5日の2日間、在学生と菅誠治理事・上席副学長との懇談会を行いました。このイベントは、学生たちと教育の質向上を目指す大学側の直接対話の場として企画されました。
新学士課程教育の取り組み
現在、岡山大学では新学習指導要領に基づいた教育改革が進行中です。特に「主体的・対話的で深い学び」を重視し、在学生の意見を聞くことを目的としています。懇談会では、2025年度にスタートした新カリキュラムの一期生である1年生との意見交換が行われました。
出席者は初日の11月13日に学生6名、12月5日に学生11名が参加。まず、学生がAIをどのように活用しているかをテーマにしたウォーミングアップの質問が行われ、参加学生からはさまざまな活用例が挙げられました。具体的にはメールや英作文の添削、頭を整理するための利用、学習計画の立案、日常生活への相談相手としてなど、多岐にわたった意見が寄せられました。
課題探究科目「知の探研」について
次のトピックは、岡山大学の学部横断性を持つ課題探究科目「知の探研」でした。学生たちはこの科目を「協調」「チャレンジ」「実験室」「交流」などと表現し、グループでの課題への取り組みについて活発な意見交換が行われました。「信頼関係が構築され、議論が深まった」「テーマによって議論の広がりに差があった」など、学生たちの感想からはポジティブな体験が伝わってきます。
英語科目の導入と課題
会は続いて新たに導入された英語科目に関する意見交換へ。英語外部検定試験の成績を利用した単位認定や、オンライン教材「English Central」の活用に関する話題が俎上に挙がりました。改善すべき点が明らかにされ、学生のニーズを把握する貴重な機会となりました。
全学交流科目の意見
さらに、異なる学問分野に触れるチャンスを提供する「全学交流科目」の履修体験についても学生から感想が語られました。「自分は理系だが文系のトピックを学べた」との嬉しい声がある一方で、特に理系学生が文系科目を履修する際に課題があったことも報告されました。喜びと同時に学習面でのハードルを強調する意見も交えられ、慎重なバランスが求められました。
学生生活の質向上へ向けた提案
懇談会では学生から多くの意見が寄せられ、具体的な改善が望まれる声も目立ちました。「新入生オリエンテーションページを改善してほしい」「テーマ選択時に具体的な内容を知りたかった」など、学生がより良い学びを得るための提案が次々と出されました。
短い時間ながらも、友情や信頼のあるコミュニケーションが図られたこの懇談会。今後も岡山大学には地域の大学としての役割を果たしつつ、教育を質の向上を図っていくことが求められています。
岡山大学の地域貢献と共育共創の取り組み、今後もぜひ期待していてください。