HIGHLIGHTの進化を感じた東京公演
韓国のボーイズグループHIGHLIGHTが、約1年ぶりの日本公演「HIGHLIGHT LIVE 2025 [RIDE OR DIE] in JAPAN」を8月30日と31日の2日間にわたって開催しました。東京・立川ステージガーデンで行われたこの公演は、韓国・ソウルを皮切りに7都市を巡るアジアツアーの一環であり、彼らの勢いを感じるものでした。
開演の瞬間、客席が暗くなりバイクのエンジン音が響く中、LEDに映し出された「ARE YOU READY?」の文字が観客を煽ります。続いて、登場した4人は「Chains」で華やかにスタート。歌詞にはツアー名と同じフレーズが含まれ、彼らの熱意を感じました。ライダースジャケットを着たメンバーがフルスロットルでパフォーマンスする様子は、会場の人々を大いに盛り上げました。
続いての「Switch on」では、楽曲の緊張感と動きの爆発力が見事に調和。ソン・ドンウンが「東京! 声聞かせて!」と叫ぶと、観客の熱量が一気に高まります。そして、名曲「Stay」が演奏されると、約10年を経てもその魅力は色褪せないことを証明するかのように観客は一体感を感じていました。
パフォーマンスが進むにつれて、彼らは「Shadow」や「Sad Movie」など感情豊かな楽曲を披露。情感あふれるダンスと歌声で、客席をメランコリックな雰囲気に包み込んでいきました。
MCタイムには、ユン・ドゥジュンがファンに挨拶し、「LIGHTちゃん元気だった?」と呼びかける一幕も。イ・ギグァンは、「HIGHLIGHTとLIGHTは一緒にいる」というメッセージを伝え、ファンとの絆を強調しました。
黄のスポットライトが点滅する中では、「We Up」を披露し、夜の街の雰囲気を演出。ステージ上でのやり取りが何度も繰り返され、会場はシンガロングでさらに盛り上がります。「HANDS UP」では、日本語の楽曲を披露し、観客とともにコミュニケーションをする姿が印象的でした。
続く「CELEBRATE」のコーナーでは、EDM調のビートに乗せたパフォーマンスでダンスフロアが出現。LIGHTとの一体感がさらに深まります。
今回の公演では、懐かしの「Fiction」や新曲をバランスよくセレクトしたセットリストが組まれ、過去と現在が見事に交錯していました。さらに、「Endless Ending」では、観客がスマホのライトを点灯し、幻想的な景色が広がりました。HIGHLIGHTの音楽に包まれる情景は、まるで映画を見ているようでした。
最後の曲へと向かう頃、ソン・ドンウンが「今日もがんばっていきましょう!」と応援すると、メンバーのパフォーマンスはさらにエネルギッシュに。彼らは「Body」のフレーズに合わせて観客を煽り、最高の盛り上がりで公演が終幕を迎えました。
アンコールでは、メンバーがTシャツ姿で登場し、観客の熱い反応に応えるように「Don't Leave」や「Follow Me」を披露。公演の最後に、再び「Encore」を歌い上げると、ライトアップされた会場が彼らの音楽で満たされました。
約3時間20分にも及ぶライブは、HIGHLIGHTがどれだけ進化し、ファンとの絆を深めているかを物語っていました。この公演を通して、彼らは新たな音楽の未来への扉を開いたのではないでしょうか。これからのHIGHLIGHTの活躍がますます楽しみです。