繊研賞受賞発表
2025-03-17 10:24:24

「繊研合繊賞」と「繊研天然繊維特別賞」の受賞者を発表!

繊研合繊賞・天然繊維特別賞授賞式のご紹介



2025年3月6日、東京のロイヤルパークホテルで行われた繊研新聞主催の「第55回繊研合繊賞」と「第11回繊研天然繊維特別賞」の授賞式は、繊維・ファッション業界の約120名が参加し、盛況のうちに幕を閉じました。この授賞式は、産業の発展を促進することを目的としており、受賞企業のイノベーションや取り組みが評価されました。

繊研合繊賞の目的



「繊研合繊賞」は1970年に設立され、化合繊業界の発展を支援するために情報の発信やインセンティブを提供しています。毎年、外部の専門家による評価やアンケートをもとに、斬新さ、話題性、実績を基準に受賞者が選定されます。今年度は、合繊素材の中から実績のある16点が選ばれました。

主な受賞者と受賞素材



グランプリ


  • - 東レ・吉田のエコディアN510
100%バイオマスから生成されたナイロン「エコディアN510」は、その革新的なアプローチが評価されました。製品のモデルは、吉田の人気バッグブランド「ポーター」に採用され、サステナブル素材の導入が話題となっています。そのストーリーが消費者に共感を呼び、購入意欲を更に引き出しました。

マテリアル部門


  • - 東レのシルック美來(ミライ)
60周年を迎えたシルキー素材の新たな展開として、シルック美來は和洋装の双方で期待される素材として登場しました。絹のような風合いを再現し、多様な使用に適している点が評価されました。

テクニカル部門


  • - 東洋紡せんいのCfCヤーン
この糸は、炭素繊維と合成繊維を3層に組み合わせた複合素材で、これにより強度と耐久性が飛躍的に向上しました。新たな用途開発への期待がもたれています。

サステイナブル部門


  • - 日華化学、エレファンテック、ミマキエンジニアリング共同によるネオクロマト加工
水を使わずに染色を繰り返し利用できるこの技術は、環境への配慮と経済性が両立した注目の技術として紹介されました。

受賞者からのメッセージ



受賞した企業の代表者は、それぞれの開発に対して感謝の意を表し、持続可能な社会の実現に向けたさらなる努力を誓いました。また、来春にはさらなる革新を見込んで新たなプロジェクトに参画する意向を示しました。

これからの繊維業界



受賞を通じて、革新技術が持続可能な社会作りに貢献できる可能性を感じました。消費者のニーズや時代のトレンドに合致した製品作りが求められています。このような賞が企業の取り組みをより一層促進することになれば、業界全体が更に発展することでしょう。

繊研新聞では、次回の選考会が2024年12月に大阪で行われる予定です。今後の展開にもご注目ください。


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