マルシェ株式会社、従業員の安全を守る講習会を開催
マルシェ株式会社は、2025年5月21日に関西全域の従業員を対象とした「事故予防・カスタマーハラスメント対策講習会」を社内で実施しました。この講習会では、飲食店での重大事故を未然に防ぐための対策や、近年増加しているカスタマーハラスメント(以下、カスハラ)への対応方法に焦点を当てました。外部からは、ライオンハイジーン株式会社の専門家と社会保険労務士の立部 弘幸氏を招き、実践的な知識の習得を目指しました。
開催の背景
当社では、飲食業特有のリスクとして、食中毒や未成年飲酒、飲酒運転の問題があり、また顧客との接触が多いだけに、悪質なクレームや不当な要求が増える傾向にあります。こうした問題は、従業員の心身の健康を損なうだけでなく、企業の生産性や信頼性にも悪影響をもたらします。そのため、従業員が安心して働ける環境の提供が、質の高いサービスに繋がると考えています。
今回は、事故予防に関する知識を再確認しつつ、具体的なカスハラ対策についても学ぶことで、従業員一人ひとりの危機管理能力を向上させることを目的としました。毎年、年2回の実施を目標に、事故を未然に防げるよう努めています。
講習会の内容
講習会は三部構成で行われました。
第一部:ライオンハイジーン株式会社による衛生管理の基礎
最初のセッションでは、ライオンハイジーン株式会社の専門家から「飲食店における衛生管理の基礎と応用」と題した講義が行われました。ここでは、食中毒予防の重要性や手洗い、厨房清掃の手順、食品の保管法についての具体的なノウハウが共有され、参加者は実務に活かせる情報を熱心に学んでいました。
第二部:立部 弘幸氏によるカスタマーハラスメントの実態
次に、社会保険労務士の立部 弘幸氏が、カスハラの現状や法的側面、具体的事例及び初期対応について解説しました。参加者は、実際にカスハラに直面した際の適切な言動や、冷静な判断力が必要であることを理解しました。
第三部:マルシェ事故予防委員会からの報告
最後に、マルシェ事故予防委員会が店舗における様々な事故を防ぐための具体的なアプローチを説明しました。特に、ヒューマンエラーによる事故を減少させるための効果的な記録やチェックリストの重要性が強調され、参加者は再度その意識を高めていました。
今後の展望
今回の講習を通じて、参加者は事故予防やカスハラに対する意識を一層高め、特にカスハラについては2025年2月に策定された基本方針に基づき、4月には店舗用のガイドラインを作成し加盟店にも配布予定です。今後も定期的に安全衛生講習を実施し、マニュアルの周知を徹底することで、従業員が安心して業務に取り組める環境を整えていきます。
マルシェ株式会社について
「心の診療所」を企業理念とし、「酔虎伝」「八剣伝」など多様な業態を展開するマルシェ株式会社。2025年にはダイバーシティ経営を推進し、新たな価値を創り出すことを目指します。
公式ウェブサイトはこちら:
マルシェ株式会社HP。