千年の雅が令和に息づく
古典文学の金字塔『源氏物語』が現代の芸術家たちによって新たに表現される特別な公演「源氏物語 五四帖の色、音、形 ― 襲 KASANE」が、2025年11月3日(月・祝)に今井館で開催されます。この公演では、演奏家や作曲家、工芸作家、ジュエリーデザイナーの総勢7人のアーティストが集結し、色、音、形という異なる視点から『源氏物語』が織りなす世界を表現します。
公演の魅力
本公演では、特に音楽とジュエリーの融合が注目です。数々の作品を創り出してきた作曲家・髙橋久仁子が手がけ、ヴァイオリン、ピアノ、チェロの豊かな音色と共に、工芸作家とジュエリーデザイナーの手による美しい作品が互いに響き合う瞬間を体感できます。まさに「襲(かさね)」という言葉が表すとおり、色と音と形が重なり合う様子を心ゆくまでお楽しみいただけます。
公演は三部構成になっており、第1部では作曲家とジュエリーデザイナーの対談が行われ、創作の背景に触れる時間が設けられています。続く第2部では『源氏物語』をテーマにした新作ジュエリーのお披露目が行われ、最後の第3部では演奏会が予定されています。髙橋久仁子による作曲曲目は「紅葉賀(初演)」を始め、「初音」、「桐壺」、「花の宴」などの名曲が演奏され、ブラームスのピアノトリオ第3番もお楽しみいただけます。
参加方法とアクセス
この特別な公演に参加するには、チケットが必要です。一般料金は5,000円で、今井館は山手線駒込駅から徒歩11分、南北線駒込駅から徒歩8分、都営三田線千石駅から徒歩5分の場所にあり、アクセスも良好です。
チケットの問い合わせは、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
出演者紹介
公演には、様々な実績を持つアーティストが出演します。ヴァイオリンは本橋はる子、ピアノは奥村友美、作曲は髙橋久仁子、チェロには寺田達郎が登場し、工芸作家には何 惠娜、ジュエリーデザイナーには本橋たかねと松本尚美が参加します。彼らはそれぞれ独自のスタイルと感性を持ち寄り、特別なステージを作り上げます。
終わりに
この機会を通じて、千年の時を越え、源氏物語の新たな一面に触れることができるこの公演。現代アートとしての『源氏物語』の世界を、ぜひとも体感してみてください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。