映画「ちくわっちゃ！」がカンヌ国際映画祭に正式出品決定

映画「ちくわっちゃ！」、カンヌ国際映画祭に挑む

株式会社LPJが手がけた初の映画作品「ちくわっちゃ！」が、2025年5月18日から21日にかけて開催される第78回カンヌ国際映画祭に正式出品されることが決定しました。このニュースは、子どもたちが演技を通じて成長する場を提供するLPJの活動の一環として、多くの期待を集めています。

映画の概要

「ちくわっちゃ！」は、東京に住む小学生のカイとヒロの兄弟が、夏休みに下関の叔母マユの家を訪れる物語です。豊かな自然と地元の人々との触れ合いを通じて、多様な価値観を学ぶ過程が描かれています。物語の中で、下関の名産「ちくわ」が重要な役割を果たし、兄弟に人生のヒントを提供します。特に、カイが地元の人たちと共にちくわの魅力を世界へ伝えるために配信番組を作る姿は、感情的なクライマックスとなります。

監督・脚本三坂知絵子のメッセージ

本作の監督であり脚本も手掛けた三坂知絵子は、カンヌ映画祭への出品が決まったことを受けて、「この映画はささやかな物語でありながら、観客の心を軽くすることを目指して製作しました」と述べています。故郷の下関で撮影を行い、多くの地元の方々の協力を受けたことに感謝の気持ちを表明しました。

三坂監督は、カンヌ映画祭期間中には自身も現地へ赴き、他のクリエイターたちと交流し、この映画の魅力を情熱を持って伝える意気込みを語っています。この経験が、映画や子どもたちのプロフェッショナル活動における新たな展望を開くことが期待されています。

映画のあらすじ

物語は、下関の美しい風景や地元の人々との心温まる交流を通じて進みます。カイとヒロは、豊かな自然に囲まれた蓋井島で、さまざまな価値観に出会います。特にカイがちくわの美味しさに感動し、地域の人々と共にその文化を発信するための試みを行います。兄弟の成長が描かれ、観客に勇気を与えるテーマが込められています。

LPJについて

株式会社LPJは、子どもたちの文化的活動を支援することを目的とした団体で、特に演技に特化したワークショップを定期的に開催しています。「演技を通じて、自分を知る。社会とつながる。世界と出会う！」をモットーに、子どもたちの表現力を引き出す場を提供し、今後もさらなる展開が期待されています。

映画「ちくわっちゃ！」の将来

「ちくわっちゃ！」はカンヌ国際映画祭の舞台で評価されることで、将来的な国際的な映画祭や新たなプロジェクトの道を開くことを目指しています。LPJは、子どもたちが主役の映画製作を2024年から本格化させていく予定であり、今後の活動にも注目が集まります。

映画「ちくわっちゃ！」は、特に子どもたちにとって自分自身を見つめ直すきっかけとなることを願い、これからも多くの人々に影響を与えることを目指しています。公式ウェブサイトやSNSでの最新情報の確認もお忘れなく！