ダイヤトレンド新製品
2025-06-26 11:09:29

ダイヤトレンドが新たな雷サージ保護製品を発表!IoT機器を守るPoEサージプロテクター

ダイヤトレンドが新しい雷サージ保護製品を市販



大阪に本社を構えるダイヤトレンド株式会社が、2025年8月5日に新たに2機種のPoEサージプロテクター「DSGP-PS1」と「DSGP-P1」を発売します。これらの製品は、増加する雷サージによる損害を未然に防ぎ、ネットワーク機器の安全を守るために設計されています。

新製品発表の背景



近年、温暖化の影響により、雷の発生頻度が急増しています。日経新聞によると、東京都内における落雷回数は、過去7年間で平均の8.5倍に達したとのこと。このような状況下で、雷サージによる被害が今後さらに増えると予測されており、特にIoT機器の急増がリスクを高めています。たとえば、工場の防犯カメラや監視カメラが屋外に設置されることで、落雷による被害が発生しやすくなっています。

雷によって発生するサージ電流は、機器自体だけでなく、関連するネットワーク機器にも広がる可能性があり、その被害は甚大です。これまでも、雷による業務停止などの二次損害を含めると、被害総額は1000億円から2000億円に達することがあるそうです。こうしたリスクに対処するためにも、今後の製品開発が期待されています。

新製品の特長



1. マルチギガビット対応


新しいPoEサージプロテクターは最大2.5Gbpsの通信速度に対応しており、最新のネットワーク要求にも応えられる設計となっています。

2. PoEパススルー機能


接続したPoEスイッチングハブが持つPoE機能をそのままに、サージ対策を施すことができる機能です。これによりネットワークの安定性が向上します。

3. 高耐雷サージ能力


これらの新製品は、最大10kAのサージ放電電流に耐えることができ、雷の影響から機器をしっかり保護します。

4. 簡単な交換タイミングの把握


「Replace」LEDを設置し、サージ放電電流が流れた際に一目で交換が必要なことがわかる点も大きな特長です。

5. 防塵防水性


「DSGP-PS1」はIP67規格に準拠しており、悪天候の中でも安心して使用できます。

6. 広範な動作温度


両製品とも-40℃から85℃までの広い温度範囲で稼働するため、様々な環境にも対応可能です。

雷サージとは



雷サージは、雷によって引き起こされる電源や通信線に加わる異常な過電圧のことで、直撃雷や誘導雷、逆流雷などによって発生します。こうしたサージは電子機器に深刻なダメージを与える可能性があるため、事前の対策が不可欠です。

具体的には、建物の設計段階で避雷対策を施すことや、電気設計でサージプロテクターを適所に配置することが求められます。

今後の展望



ダイヤトレンドでは、新製品「DSGP-PS1」と「DSGP-P1」を皮切りに、今後もネットワーク構築に関して高い柔軟性と安定性を兼ね備えた製品を開発していく予定です。デジタル化が進む現代において、このような雷保護製品の重要性は高まる一方です。

徐々に複雑化するネットワーク環境において、これらの製品がどれほど重要な役割を果たすか、今後の展開が注目です。

製品情報



  • - DSGP-PS1(屋外用): 本体価格 21,450円(税込)
  • - DSGP-P1(屋内用): 本体価格 15,950円(税込)

さらに詳しい情報や製品ページは、以下のリンクからご覧ください。

このように、ダイヤトレンドの新製品は、IoT機器の急増および雷に対する対策として非常に期待されています。


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