営業DXを加速させる新ツールが登場
株式会社シーイーシーは、営業デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する新しいツール『Sansan Data Hub コネクター for Dynamics 365』を2025年7月1日より提供開始します。このコネクターは、Sansan Data HubとMicrosoft Dynamics 365を相互に連携させることができ、営業効率を大幅に向上させる可能性を秘めています。
1. 名刺データの活用と顧客情報の統合
Microsoft Dynamics 365を利用している企業には、この新たなツールが特に役立つでしょう。『Sansan Data Hub コネクター for Dynamics 365』を介して、名刺から取得したデータを存分に活用し、名寄せや重複排除機能を利用して、顧客情報を一元管理できます。また、Sansanが提供するビジネスデータを自動的に付与することで、顧客情報はよりリッチな内容に発展します。
2. 効率的なデータ連携
これまでSansan Data HubとDynamics 365を連携させるには、手動でCSVファイルをインポートしたり、APIを用いた個別開発が必要でしたが、新しいコネクターの導入により、手間を大幅に削減できます。シーイーシーは開発から導入までサポートを行い、通常1か月以上かかる作業を、最短1週間で完了させることが可能です。これにより、企業は迅速に営業活動を強化できます。
3. Convergentブランドとの連携
シーイーシーはこのコネクターを、同社のマイクロソフトクラウドサービス統合ソリューションブランド「Convergent」に追加します。これにより、CRMや営業支援システムを活用したい企業を積極的に支援し、2027年度までに約30社への導入を目指します。これまでにない新しい連携の提案として、多くの企業が期待を寄せるのも納得です。
4. DX推進の背景と業界の変化
近年、デジタルトランスフォーメーションの加速に伴い、多くの企業が名刺情報を含むデータ資産を活用しています。しかし、すべてをカスタマイズで構築する場合、時間と費用が膨大になるケースが多く、導入を躊躇する企業も少なくありません。そうした悩みを解消するために、シーイーシーはSansanの高いシェアを活かし、コネクターを開発しました。
5. 今後の展望
Sansan株式会社の小川泰正事業部長も、『Sansan Data Hub コネクター for Dynamics 365』のは大きな喜びを持って迎え入れており、この連携によって、データ活用の煩わしさを軽減し、よりスムーズな営業活動を実現するという展望を示しています。
シーイーシーとSansanの協力により、企業がデータドリブン経営を進めるための環境が整いつつあります。顧客情報をより簡単に整理し、営業の生産性向上を図る新時代のツールとして、多くの企業に支持されることが期待されます。