展覧会「間を織る」について
大阪韓国文化院において、2024年2月27日から3月28日の期間に開催される展覧会「間を織る」。この展覧会は、若手アーティストで構成された集団「芸術感覚革新工場」によって実現されました。彼らは、韓国の伝統的なパッチワークである「チョガッポ」をモチーフに、人と人、過去と現在の「間」を探求します。
展覧会の背景
今回の展示は、韓国文化院が初めての試みとして実施した「ミリネギャラリー展示企画公募」を通じて選ばれた企画です。応募総数は49件にのぼり、その中から選りすぐりのアーティストの作品が集められました。韓国国立現代美術館の学芸研究官、リュ・ハンスン氏は、時代を超えた共通のテーマを持つ作品が多く寄せられたと評価しています。
チョガッポの魅力
「チョガッポ」の持つ特性は、異なる断片が集まり一体化する美学にあります。この概念を通じて、展示では人々のつながりや、様々な記憶の重なりを表現。参加アーティストたちの多彩なルーツも、展示の深みを増す要因となっています。彼らは韓国、フランス、日本と国際的な背景を持ち、文化的なつながりを大切にしています。
参加作家と作品
展覧会には、以下の4名のアーティストが参加します。
- - チョン・ヘイン: 新作「粒子と波動(2026)」では、光の吸収と反射を用いた「光の彫刻」を展示。存在の不完全な結合に対する問いを提起します。
- - チェ・ウニョン: 日本の伝統技法「金継ぎ」を取り入れた作品「解体と再編に関する研究(2025)」で、亀裂や損傷を新しい結びつきへと昇華します。
- - リュ・ジヨン: 「Urban Collage(2023)」では都市の断片的な風景を表現し、存在の調和を探るプロセスを見せています。
- - アリアネ・メルシエ・ボー: シルクのチョガッポに刺繍を施した作品の連作で、心の声を象徴化します。
参加型イベント
初日の2月27日には開幕式が行われ、作家たちのアーティスト・トークも予定されています。さらに、28日には観覧客が直接「チョガッポ」の原理を体験できるワークショップ「韓紙チョガッポ照明作り」が開催されるとのこと。
今後の展望
韓国文化院の院長キム・ヘス氏は、日本国内における韓国美術の関心の高まりに言及し、今後もこのような公募企画を定期化し、現地で活動するアーティストを支援していく意向を示しました。美術の交流を通じて、幅広い視野の開拓が期待されています。
この展覧会「間を織る」にて、現代韓国美術の若手アーティストたちがどのように「間」を表現するのかを、ぜひ直接ご覧になってはいかがでしょうか。