新潮社がCCPと提携し韓国へ進出!
新潮社が2023年10月、クリエイティブ・コンテンツ・プロモーション株式会社(CCP)との提携を発表し、女子中高生をターゲットにした日本発ティーン誌『ニコラ』『ニコ☆プチ』の韓国での展開を開始することになりました。この取り組みは、日本のファッションやカルチャーを海外に広める新たな一歩です。
CCPとはどんな会社か?
CCPは、音楽・ファッション・スポーツなどのエンターテインメント領域で多岐にわたり活動を行ってきた企業です。同社の代表である大石斗夢氏は、国内外のアーティストの音響やブッキングを手掛け、その後ファッションやスポーツの分野へと活動を拡大してきました。2003年には英『Premier Model Management』との提携を実現させ、国際的なタレントエージェント業務やプロモーション活動を展開。彼の経験と視野は、今回の新潮社との提携にも大きく寄与しています。
韓国市場への第一歩
今回の提携に際し、新潮社は韓国国内で圧倒的な人気を誇るK-TIGERSと連携を結びました。K-TIGERSは、Netflixの大ヒット作『イカゲーム』を凌ぐ話題作『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』の制作チームでもあります。このプロジェクトは、次世代のファッションやカルチャーを担う人材を育成することを目指しており、韓国市場のニーズに応える重要な取り組みとして期待されています。
各代表者の熱い思い
K-TIGERSの副会長、琴中粥氏は、「新潮社の『ニコラ』韓国進出に大きな使命感を感じています。207の道場と16万人のキッズ会員を基盤に、ニコラの活動を広げ、メディアコンテンツ事業の強化を図りたい」と語っています。また、CCPの大石斗夢氏も「『ニコラ』が韓国から始まり、アジア各国に広がることで、次世代のスターが育つきっかけとしたい」と述べています。
新潮社のニコラ事業部長、酒井逸史氏は、「1997年の創刊以来、日本のティーンから支持されてきた『ニコラ』の文化的な側面が、韓国の若者にも良い影響を与えられるよう努力していく」と意気込みを見せています。
今後の展望
新潮社とCCPは、今回の提携を皮切りに、さらにアジア全域への展開を目指します。韓国を足掛かりに、台湾・香港・シンガポールなど日本文化が人気の地域に広げ、さらにはASEAN諸国や欧米市場への進出も視野に入れています。
この取り組みの本質は単なるライセンス契約ではありません。日本の知的財産をグローバルに発信する新たなモデルケースとして、今後のエンターテインメント業界に新しい可能性を開くことを目指しています。
K-TIGERSの情報
- - 代表者: アン・チャンボム
- - 所在地: ソウル特別市麻浦区
- - 事業内容: 公演イベント企画、マネジメント、フランチャイズ事業など。
CCPの情報
- - 会社名: クリエイティブ・コンテンツ・プロモーション株式会社
- - 設立: 2021年4月10日
- - 代表取締役: 大石斗夢
- - 事業内容: 知的財産やコンテンツの企画、展示会・公演の企画運営。
新潮社の情報
- - 所在地: 東京都新宿区
- - 事業内容: 出版事業全般。
今後の展開が非常に楽しみです!