神戸こども食堂ネットワーク5周年記念シンポジウム
2025年11月12日、大阪市西淀川区にあるガリレイグループ本社ビルにて、
NPO法人神戸こども食堂ネットワークの5周年記念シンポジウムが開催されました。このイベントは、地域社会における子ども支援の重要性を再確認し、将来的なビジョンを共有する場となりました。
1. 開催背景と目的
神戸こども食堂ネットワークは、子どもたちが安心して食事を摂れる環境を提供するために活動を続けており、今回のシンポジウムはその取り組みを振り返りながら、未来に向けた課題を考える機会です。主催者のNPO法人神戸こども食堂ネットワークは、地域の子ども食堂やフードバンクセンターの設立を支援し、子どもたちの生活環境を改善することを目指しています。
2. シンポジウムの内容
シンポジウムでは、こども家庭庁の参与である
辻由起子氏と西成チャイルドケアセンターの代表、
川辺康子氏による講演が行われました。講演では、子どもに関する問題が親の世代とも深く結びついていることが指摘され、若年層支援の不足や、地域社会と子どもがつながる仕組みの重要性について語られました。
参加者からは、地域支援活動の必要性が強調され、みんなで協力し合うことが求められました。さらに、全国の子ども食堂ネットワーク関係者によるパネルディスカッションも実施され、意見交換が行われました。
3. ガリレイグループの取り組み
シンポジウム会場を提供した
ガリレイグループは、社会貢献活動の一環として「
ガリレイ1%クラブ」を設立しました。このクラブでは、税引き前利益の約1%を社会貢献に充てる活動を行い、具体的には子ども食堂やフードバンクセンターへの冷蔵庫の寄贈、社員によるボランティア活動などを通じて支援を行っています。2019年から2022年までに、兵庫県内の19ヶ所に冷蔵庫を寄贈してきました。
ガリレイ1%クラブは、社員が参加しやすいように活動を構築しており、他にもビーチクリーン等の環境保護活動も行っています。
4. シンポジウムの成果
このシンポジウムは、多くの地域活動者や関心を持つ市民が集まり、活発な意見交換がなされた場でもありました。地域の子どもを支えるための具体的な取り組みや、今後の方向性についての理解が深まる充実した内容でした。
次回のイベントでは、地域の多様な声をさらに取り入れ、みんなが共に育つ社会を目指す必要があると感じます。子どもたちが安心して成長できる地域社会の実現に向けて、今後も神戸こども食堂ネットワークとガリレイグループの活動に期待が寄せられます。