日本ポップスの全貌を語る重要書『日本ポップス史1966-2023』
日本の音楽界を語る上で外せない一冊が登場しました。それがスージー鈴木の著書『日本ポップス史1966-2023あの音楽家の何がすごかったのか』です。この本は、1966年から2023年に至るまでの日本のポップ音楽史を俯瞰し、約30人の音楽家の功績を通じて、ポップスの変遷を描いています。発売からわずか1週間で増刷が決定したことから、その反響の大きさが伺えます。スージー鈴木自身、著書の中で「音楽発展の大前提は平和」と力強く訴えています。
音楽ワールドを一望する構成
本書は時代ごとに分かれており、1966年から1979年までの第1章、1980年から1994年までの第2章、そして2016年から2023年までの第3章という具合に、過去の名曲とその影響をさまざまな視点から掘り下げて行きます。例えば、1972年の吉田拓郎や、1989年の岡村靖幸、2018年の米津玄師と、各時代の「てっぺん」を取ったアーティストたちの評価が重要な要素となっています。
売れ筋ランキングでも高評価
この書籍はAmazonの「売れ筋ランキング 本-J-POP」においても1位を記録するなど、好調な売れ行きを示しています。11月12日付の朝日新聞に広告が掲載された後も、さらに売上を伸ばしているとのこと。読者からの期待の高さが分かります。
特別公開と試し読み
また、増刷を記念して本書の中から特別に第3章「2018年の米津玄師」が公開されており、彼以前と以後での日本の音楽の変遷について詳しく綴られています。さらに、本書の「はじめに」と「序章1972年の吉田拓郎」も試し読みが可能です。この機会にぜひ、本書に触れてみてはいかがでしょうか。
スージー鈴木の思い
著者スージー鈴木は、1946年に大阪府東大阪市で生まれ、多彩な経歴を持つ音楽評論家です。彼は、昭和歌謡から今のヒット曲まで、邦楽の幅広い領域を考察し続けています。本書もその集大成とも言える一冊となっており、彼の長年の研究と情熱が込められています。
本書の購入方法
『日本ポップス史1966-2023あの音楽家の何がすごかったのか』は、NHK出版から今月10日に発売されたばかりで、定価1,133円の新書判288ページ。詳細な情報は、公式サイトやAmazonで確認できます。
音楽が持つ力、そして日本のポップスの深い魅力を知るための第一歩として、是非とも手に取ってみてください。音楽の歴史がどのように織りなされてきたかを理解することで、私たちの価値観も変わるかもしれません。