医工系研究室見学
2025-12-20 16:22:22

岡山大学のTCカレッジで医工系の研究室見学と最先端技術体験

岡山大学のTCカレッジでの研究室見学



2025年11月17日と18日、岡山大学の医工系TCカレッジでは、受講生たちが研究室見学を実施しました。このプログラムは、最新の技術や研究に触れることで、ここでの技術やスキルを向上させることを目的としています。

特徴ある見学内容



初日は、津島キャンパス内の5つの施設で様々な研究室を訪れました。教授たちからは、高性能走査プローブ顕微鏡(SPM)とその応用についての説明があり、その後は実際の機器を見学する時間が設けられました。特に光電変換色素結合ポリエチレン薄膜型人工網膜の製造過程が印象的でした。

次に、医療分野において重要な”不妊治療”や”胚培養士”の育成をテーマにした教育研究施設を訪問しました。こちらでは、フローサイトメーターやリアルタイムPCRなど、先進的な機器の実物を目にすることができました。この見学を通じて、受講生たちは医工系分野の多様性を実感したことでしょう。

午後には、今年新たに見学先として加えられた国際構造生物学研究センターを訪問しました。この施設では、最新のクライオプラズマFIB-SEMとクライオ電子顕微鏡が紹介され、3Dでの分子構造解析手法が披露されました。これには、参加者全員が驚きの声を上げていました。

岡山大学病院での特別体験



18日目には、岡山大学病院の遺伝子・ゲノム融合推進検査室にて、高度な技術を用いた検査手法を学びました。がん遺伝子パネル検査における病理検体の扱いや核酸抽出の手法についての実践的な知識を得る貴重な機会となりました。特に、全自動遺伝子検査装置の見学が行われ、その操作に関する説明がありました。

参加者の声



参加した受講生たちは、「岡山大学には非常に先進的な機器が多数揃っていて、学びが豊かで面白い」や「異なる分野との横のつながりができることは、自身の成長に繋がると感じた」と振り返っていました。このような見学が技術者としての視野を広げ、今後のキャリアに積極的に役立つ要素になることを期待します。

未来への期待



コースを運営する岡山大学総合技術部の佐藤本部長は、今後も学内の多様なリソースを活用し、人材育成を促進していく意向を表明しました。地域に根ざしたこの取り組みを通じて、さらに強い研究大学の姿を見せてくれることでしょう。技術職員たちにも豊かな経験が累積し、岡山大学のさらなる発展に寄与することが期待されています。

今回の研究室見学は、岡山大学の的確な取り組みを肌で感じるチャンスでした。今後も地域の中核を担う大学として、期待が高まります。


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