「大阪・関西万博デザイン展」が開催されます
2025年の大阪・関西万博が迫る中、万博のデザインがどのように生まれたのかを探る「大阪・関西万博デザイン展」が、大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)にて開催されることが決定しました。この展示は2025年10月1日から10月19日までの期間で、入場は無料となります。
展示の背景と開催の目的
この展示は、株式会社人間が主催し、読売新聞社が後援するものです。昨年6月に開催された「モダン・エキスポ・ポスターズ グラフィックでみる現代の万博」が好評を博したことを受け、関西に訪れる多くの観客に向けて、新たな万博デザインの側面を紹介するために企画されました。
展示では、万博デザインの初期コンセプトから、公式ロゴやキャラクター「ミャクミャク」、さらには会場の装飾や空間デザインに至るまで、様々なクリエイティブなプロセスを紹介します。それにより、訪問者がデザインがどのように創造されているのかを感じ取ることができるのです。
展示内容の詳細
1. 万博ロゴから始まるデザインの旅
まず、展示されるのは万博の公式ロゴとともに、デザインシステムや「ミャクミャク」のキャラクターです。来場者を迎え入れるモニュメントや、共創を促進する仕組みも展示され、どのようにデザインが多様な表現を生み出しているかをアピールします。
2. デザインプロセス年表の紹介
展示会では、万博のデザインがどのように進化してきたのかを時系列で示した年表も用意されています。これにより、訪問者は過去の名作や現在のデザインの背景を深く理解することができます。
3. サウンドスケープと装飾の展示
また、会場を彩る「ミャクミャク」のモニュメントやデザインシステムを用いたバナー、さらに音楽「いのちのアンサンブル」といった音響デザインの要素も体験できます。これらは全体的な会場の雰囲気を形成しており、来場者を取り巻く特別な空間を生み出しています。
4. トークセッションでの知識の深掘り
さらに、展示会期間中は「EXPO DESIGN TALK」と題したトークプログラムが行われ、万博に携わったクリエイターたちが舞台裏や苦労話を語ります。これにより、デザインの背後にあるリアルな物語を直接聞く貴重な機会となります。トークの参加者には、多彩なスキルを持つ専門家が揃い、業界の裏側やクリエイティブなプロセスについて深く掘り下げる予定です。
大阪・関西万博の目指す未来
万博のデザインは一つの企業やクリエイターによって創り上げられたものではなく、多様な人々が共生する未来を描いています。「いのちの循環」という新たなデザイン概念は、生命とデザインの関係を示しており、市民と来場者が共に参加できる文化的ムーブメントへと成長しています。本展覧会では、そのような「参加と共創」のプロセスを展示することで、未来へ向かう可能性を提示したいと考えています。
ぜひご来場を
大阪・関西万博デザイン展を通じて、万博の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。日本の未来を感じるこの機会をお見逃しなく!展示の詳細やトークセッションのスケジュールは、公式ウェブサイトやSNSで随時発表される予定です。皆様のご来場をお待ちしております。