大阪電気通信大学とカプコンの産学連携プログラム
大阪電気通信大学(以下、電通大)と株式会社カプコンの産学連携プログラムが、2026年8月24日から9月3日にかけて、大阪電気通信大学四條畷キャンパスで実施されました。この取り組みは、ゲーム開発エンジン「RE ENGINE」を使用して、次世代のゲーム開発人材を育成することを目的としています。参加したのは、電通大の総合情報学部デジタルゲーム学科とゲーム&メディア学科、および大学院の学生たちです。
プログラムの実施内容
このプログラムでは、電通大の学生たちがカプコンの現役プロクリエイターから直接指導を受けるという貴重な機会が提供されました。学生たちは、実際のゲーム開発に携わりながら、技術的なスキルだけでなく、開発プロセスや実務に必要なノウハウを学びました。
プログラムの初日には、ゲームエンジンの概要や使い方に関する講義が行われました。参加者たちは、環境構築やエンジンの仕様を把握しつつ、初めての「RE ENGINE」体験に挑みました。最初は試行錯誤しながらの作業でしたが、徐々に創造力を発揮して課題に取り組む姿勢が見受けられました。
後半では、3人1組のチームに分かれて実際のゲーム開発を行いました。各チームにはカプコンのメンターが付き、随時アドバイスやフィードバックを受けながら作業が進められました。特に、企画立案の段階では、「企画出しが一番難しい」といった生の声が聞かれ、プロの厳しさを体感する場面もありました。
成果発表と反響
プログラムの最終日には、学生たちによる成果発表が行われました。短期間の開発ながら、それぞれのチームが工夫を凝らした作品を発表し、活発な質疑応答が行われました。メンター陣からも高い評価を受けた作品もあり、学生たちの斬新なアイデアに対する驚きが会場を盛り上げました。
カプコンからの講評が行われた際、技術研究統括基盤開発支援室の伊集院勝氏が「RE ENGINE」を用いた実習が実現した意義を強調し、学生たちの理解力の高さや発表のクオリティに感心している様子が印象的でした。特に、ゲーム業界は常に変化するため、学生たちには新しい技術に対する興味を持ち続け、学び続けることが重要であると述べました。
参加学生の感想
参加した学生たちからは、ゲームエンジンの基礎を学んでいたためスムーズに理解できたという声や、チームワークやコミュニケーションの重要性を感じたとの意見が寄せられました。また、プレゼンテーションに向けた実装の優先順位をつける難しさについても言及し、今後のスキル向上への意欲を灯しているようです。技術の習得だけでなく、実務的な視点での成長も実感しているようです。
今後の展望
電通大はこの取り組みを通じて、次世代のゲーム業界を担う人材の育成に努めていきます。カプコンとの強力な連携を基に、今後も実践的な教育プログラムを展開し続けることで、学生たちの適応力や創造力をさらに引き出すことを目指します。新しい技術の習得とその応用を通じて、未来のゲーム開発に寄与する人材を育成し続ける姿勢が期待されています。