ユース世代サミット
2025-08-26 17:07:05

こどもまんなか社会を目指すユース世代が集う、サミットの内容とは

ユース世代が紡ぐ、こどもまんなか社会の未来



2025年8月8日、東京都内のこども家庭庁「こどもまんなかひろば」にて「ユースのアクションサミット2025」が開催されました。このイベントには、全国から6つの団体が参加し、若者たちの力で「こどもまんなか社会」を実現するための活動を発表しました。この取り組みは、こども家庭庁が推進する「こどもまんなかアクション」の一環で、地域のウェルビーイングを考える貴重な場となりました。

参加団体の活動報告



アース・ガーディアンズ・ジャパン(豊中市・菰野町)


まず登壇したのは「アース・ガーディアンズ・ジャパン」です。彼らは、若者の社会参画を支援し、行政との橋渡しを行う活動を展開しています。特に、地元の中学校から集めた意見を町長に直接届ける仕組みを設けており、活動の継続性を重視。地域の未来を担う若者たちが意見を伝え、政策に反映される大切さを訴えました。

NEW STEP実行委員会(熊本市・菊池市)


続いて、「NEW STEP実行委員会」の発表。すべての子供たちが夢を持てるよう、高校生を中心に運営されているこの団体は、無償の学習塾を通じた教育支援や自然体験、職業体験を提供していることが特徴です。活動を通じて、高校生自身も大きく成長できる点が魅力だと伝え、未来のリーダーを育む重要性を強調しました。

るりあるく(前橋市)


群馬県の「るりあるく」は、子どもたちが安心して過ごせるスペースを提供する団体です。子ども食堂では食事だけでなく、様々な交流を提供しており、貧困支援のイメージを払拭したいと語りました。「誰もが気楽に訪れる居場所を目指しています」と今後の展望を述べています。

とみやっこプレーパーク(富谷市)


宮城県の「とみやっこプレーパーク」は、全世代が自由に過ごせる場所を創造しています。子どもたちが自分でルールを形成できる環境が求められる中、高校生のボランティアが要となり、地域との結びつきを深めています。しかし、ボランティアの継続が課題であり、新しいメンバーの育成に向けた取り組みが必要です。

虹の鳥(富山市)


富山県の「虹の鳥」は、医療系学生たちが地域の健康づくりに貢献するプロジェクトです。子ども向けのイベントを通じて、医療の重要性を伝えることを目的とし、さまざまな活動を展開しています。この取り組みは、医療と地域社会をつなぐ架け橋となっています。

大祈さんの音楽


さらに紹介されたのは、長野県の中学生シンガーソングライター大祈さん。彼は自らの経験をもとに、「人の心の薬になる音楽」を目指して創作を続けています。当日のパフォーマンスでは、感動的な楽曲を披露し、参加者を魅了しました。

意見交換で見えた課題と展望


サミットの第2部では、発表を受けて参加者同士の意見交換が行われました。「活動のきっかけとハードル」や「活動を続ける理由」、「その広がり」について率直な議論が交わされました。参加者からは、「仲間に誘われたことで始めた」という声があった一方で、「特別な人だけの活動だと思い、躊躇してしまう」という意見もありました。

特に「発信力の強化」が、今後の課題として挙げられ、誰でも活動に参加しやすい環境を整えることが重要だと認識されました。また、活動を通じて自分自身も成長し、仲間との信頼関係が深まることが、持続的な活動の励みになるという一致した意見もありました。

未来を見据えた新たな取り組み


「こどもまんなか社会」の実現に向け、こども家庭庁は今後も積極的に若者たちや現場の声を取り入れ、政策に反映させる計画です。今後も本イベントを進化させ、地域社会全体が参加しやすい環境を整えていく必要があります。

このようなサミットを通じて、若者たちが自らの力を信じ、つながりを作っていく様子は、地域の未来を明るくする希望の光となることでしょう。


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