岡山大学のイノベーション
2025-09-07 16:38:34

岡山大学が推進する異文化交流によるイノベーション創出の取り組み

岡山大学における異文化環境でのイノベーション創出



2025年6月30日から7月25日の間、国立大学法人岡山大学が国際連携の一環として実施した異文化交流プログラムについてお伝えします。この取り組みは、欧州連合のHorizon Europe(HESPRI)を基に行われ、モルドバ共和国のAmerican University of MoldovaやフランスのUniversity of Strasbourgから招かれた研究者とともに、多様な視点を交えた共創活動です。岡山大学の教育・研究環境の向上を目的としており、参加者は新たなアイデアや知識を共有する貴重な機会を得ました。

招聘された研究者たち



モルドバ共和国から副学長のVictoria Trofimov氏、Frumusachi Ludmila博士、さらにフランスのUniversity of Strasbourgから博士後期課程のLéa Daccache氏を迎え、異文化環境におけるイノベーションの重要性がテーマとなりました。これらの研究者たちは、岡山大学の宮崎悟准教授のホストの下、様々な形で交流し、視野を広げる機会となりました。

活発なディスカッション



7月17日には、津島キャンパス内の共創イノベーションラボ「KIBINOVE」で、モルドバの研究者がその国の文化や経済を紹介しました。農業や観光、就職活動、地域活性化、高等教育といったテーマで、日本との比較を行いながら、活発な議論が交わされました。このようなディスカッションによって、異なる文化や視点からの意見が集まり、イノベーションの可能性が広がりました。

7月24日には、本学中央図書館で、宮崎ゼミの学生たちがモルドバの研究者に向けて日本および岡山の文化を英語でプレゼンしました。Z世代の学生たちが「クール・ジャパン」をテーマに議論を深める中で、異文化交流の中での学びが新たな概念の創出につながるかもしれないという体験をしました。

資料見学と文化への理解



また、岡山大学の中央図書館に所蔵されている「池田家文庫」を見学し、図書館職員による解説を受けました。江戸時代からの歴史的資料がどのように保存されているのか、デジタル技術を用いた文化遺産の後世への継承について議論しました。こうした経験を通じて、学生たちは古い文化に触れることが、新たな文化を創造する一助となることに気づきました。

まとめ



今回の異文化交流プログラムでは、互いの違いを受け入れ、意見を自由に交わせる環境が構築され、心理的安全性の高い場での創造的思考が促されました。新たな概念を生み出すためには、異文化との接触や交流が非常に重要であることが再確認されました。岡山大学は今後も、HESPRIとの連携を深め、教職員や学生一人一人が主体的に参加する異文化交流の取り組みを進めていく予定です。地域に根ざした特色ある研究大学として、今後の岡山大学の活動にもご期待ください。


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