新素材の未来
2025-11-05 11:25:15

大阪発!新素材バイオマスの未来を探るサステナブルマテリアル展

大阪から新たな環境配慮素材が発信



大阪市淀川区に本社を置くオー・ジー株式会社が、2025年11月12日から14日まで千葉県・幕張メッセで開催される「第5回サステナブルマテリアル展」に出展します。今回の出展では、バイオマス由来の新素材が初めてお披露目されるため、サステナビリティに興味がある方々にとっては見逃せないイベントです。

新たに発表される素材群



オー・ジー株式会社は、サトウキビのバガスを利用した生分解性素材、植物由来の次世代ポリエステル「BioFleax™」、糖発酵由来のセルロースナノファイバー「BacFiber」、そしてケミカルリサイクルPET「SKYPET CR」など、環境に配慮した素材を積極的に提案します。これらはすべて持続可能な社会に貢献することを目的とした製品です。

サトウキビ由来のバガスモールド容器



この容器は、サトウキビの搾りかすを利用して作られた生分解性素材で、約4か月で自然分解する特性を持っています。PFAS(有機フッ素化合物)を含まず、高い耐熱性と耐油性を兼ね備えています。98℃の沸騰水や55℃の食用油にも耐えるため、さまざまな食品容器としての利用に適しています。

植物由来の次世代ポリエステル「BioFleax™」



「BioFleax™」は100%バイオマス素材で、化石資源を一切使用せずに製造されています。この素材は、PETを上回るガスバリア性や耐熱性を持ち、飲料ボトルや包装、繊維など多岐にわたる用途での実用化が期待されています。また、CO₂排出量を大幅に削減できるため、環境負荷が低い点も評価されています。

糖発酵由来のセルロースナノファイバー「BacFiber」



「BacFiber」は細菌の糖発酵によって生成される高純度のセルロース素材です。この素材は、木材を使わずに生産でき、保水性、分散性、増粘性に優れています。化粧品や塗料、農業などさまざまな分野での利用が期待されており、環境に負荷をかけない乳化剤や分散剤としても注目されています。

ケミカルリサイクルPET「SKYPET CR」



「SKYPET CR」は廃PETを化学的に再生した素材で、透明性や耐衝撃性に優れ、多様な用途が可能です。廃PETを有効活用し、原料レベルでの不純物を取り除くことで、高純度かつバージン材に匹敵する品質を実現しています。このように、しっかりと循環利用を可能にすることで、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。

環境への貢献



オー・ジー株式会社は、これら新素材を通じて環境への貢献を広げることを目指しています。サステナブルマテリアル展では、最新の環境配慮素材が紹介され、持続可能な未来に向けた意見交換も期待されています。サステナビリティに興味のある方にはぜひ訪れていただきたいイベントです。新素材の持つ可能性を探る貴重な機会が待っています。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: サステナブル オー・ジー株式会社 バイオマス素材

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。