金融人材育成プログラム概要
2024年度よりスタートした関西大学商学部の「ファイナンス特別プログラム」は、金融のプロフェッショナルを育成するための産学連携の取り組みです。ブロードマインド株式会社も参加企業として名を連ね、2025年8月25日から29日の5日間にわたり実践的な金融インターンシップを開催しました。このプログラムにおいて、学生は実務を体験しながら、金融の知識を深めることを目指しました。
インターンシップの内容
インターンシップでは、単なる知識の伝達に留まらず、学生が実際の業務に触れることで「知る→体験する→本質を理解する→自分事化する」という段階的な学びが重視されました。5日間の研修で、ファイナンシャルプランナー(FP)業務のリアルを体感し、参加者は自身のライフプランについて真剣に考える良い機会を得ました。
事後授業の成果報告
2023年10月15日、関西大学梅田キャンパスで行われた事後授業では、インターンに参加した学生からの報告があり、彼らの気づきや学びが共有されました。学生たちは実務体験を通して自己理解が深まり、金融リテラシーの重要性を実感したと述べています。以下に、一部の声を紹介します。
実務体験からの学び
- - 「実際の業務を体験する中で、自分の良いところに気付けた」
- - 「数字を通して課題を解決する楽しさを感じた」
- - 「考える→アウトプット→フィードバックの流れを体感し、自分の考えを整理できた」
コンサルティングの本質の理解
- - 「顧客目線で考えることが大切であることを学んだ」
- - 「自分の聞きたいことではなく、お客様が求めることを考える重要性を実感した」
- - 「お客様をストーリー仕立てで考えることで信頼関係が築けると気づいた」
社会と繋がる学び
- - 「授業で学んだことが実社会にどう結びつくかを実感し、さらなる学びへの意欲が高まった」
- - 「知識よりも体験が理解を深めることを実感した」
金融リテラシーの重要性
学生たちは、金融知識が自身の人生をより良くするための手段であることを学びました。お金を稼ぐこと自体が目的ではなく、それを活用していかに豊かな人生を送るかが大切だと理解が深まったようです。
インターンシップの特徴
ブロードマインドによるこのファイナンス特別プログラムでは、他社にはない特徴として「ヒアリングが最後」という逆順設計が用いられています。通常、コンサルティング業務はヒアリングから始まることが一般的ですが、金融の本質や信頼関係の構築を先に理解することで、より深いヒアリングが可能になるとされています。
参加学生の感想
参加した学生の感想からも、プログラムが非常に実践的であったことが窺えます。担当者の野間慎司氏は、「リアルな実務体験を提供することで、学生が自分のキャリアの軸を見つける機会になると考えています」と語りました。これにより、参加した学生は日々お金の管理を考えるきっかけとなり、金融リテラシーを身につける重要性を強く感じたようです。
今後の展開
今回のインターンシップを通じて得られた経験や知識を活かし、ブロードマインドは今後も大学と連携した金融教育の推進に努めていく予定です。このような取り組みを通じて、金融業界に興味を持つ学生との接点を大切にし、将来の金融プロフェッショナルを育てる環境を整備していく考えです。金融を通じて社会に貢献したいという志を持つ学生の参加を心待ちにしています。