新たな挑戦が始まる
マネーフォワードベンチャーパートナーズが運営する
HIRAC FUNDが、障がい者支援事業を展開する
シーアイ・パートナーズに出資しました。この出資は、日本における障がい者支援の新たな可能性を示すものであり、特に人材不足や運営の適正化に取り組む重要なステップです。
出資の背景
日本の障がい者支援の現状は厳しく、支援を行う人材が不足しているという問題が常に存在しています。特に、地域における小規模事業者は、経営の難しさや質の高いサービス提供の維持が喫緊の課題となっています。こうした背景の中、シーアイ・パートナーズは「障がい者という言葉をこの国からなくす」という理念のもと、障がい児通所支援や就労支援事業を展開しています。
同社は、事業の拡大に向けてロールアップ戦略を取り入れ、本部機能の集約と現場の最適化を両立させるモデルを採用しており、効率的にサービスを提供しています。また、企業内に支援事業所を置くことで、利用者と企業の双方にとってメリットを提供し、社会的な自立支援を推進しています。
シーアイ・パートナーズの戦略
シーアイ・パートナーズの独自のモデルは、社会問題に対する根本的な解決を追求するだけでなく、事業の持続可能性も確保しています。HIRAC FUNDはこの点を評価し、出資を決定しました。
今後、マネーフォワードグループの強固なネットワークと知見を活かし、シーアイ・パートナーズの事業戦略を加速させていく予定です。特に地方での事業展開支援や、中長期的な資本政策の支援を通じた全国展開を後押しすることが期待されています。
代表者の想い
株式会社シーアイ・パートナーズの代表取締役社長、
家住 教志氏は、出資を受けたことへの感謝を述べ、資金のみならずさまざまな支援を通じて事業の加速を実感していると語ります。彼は、障がい福祉の業界にはまだ多くの未解決な課題が存在し、これらに真正面から取り組むことが社会的な責任であると強調しています。
HIRAC FUNDについて
HIRAC FUNDは、テクノロジーを活用して社会課題の解決を目指すスタートアップに投資するVCファンドです。マネーフォワードグループのノウハウを駆使し、事業の立ち上げから継続的な支援を行っています。現在のファンド総額は90.8億円で、国内外のIT・テクノロジー企業を中心に出資を行っています。
これからの障がい者支援の形が変わりつつある中で、シーアイ・パートナーズの取り組みがさらに注目を集めることとなるでしょう。新たな支援の形、そして地域社会との連携が、この事業を通じて広がっていくことに期待が高まります。