大阪の高速オフセットが「くるみん認定」を取得
株式会社高速オフセット(本社:大阪市西区)は、厚生労働省より子育てサポート企業として「くるみん認定」を受けました。この認定は次世代育成支援対策法に基づき、育児休業の取得率や子育て支援制度など、厳しい基準を満たした企業に与えられるものです。
独自の取り組みが評価されて
高速オフセットは、育児を支援するための独自の制度を設けています。例えば、女性社員が産後に取得できる休暇は、法律で定められた98日間よりも28日多い126日間の有給となっています。さらに、新生児の育育を担う男性社員には、5日間の「配偶者出産休暇」が与えられ、その制度によって男性の育児参加も促進されています。
また、育児時間の制度も充実しており、労働基準法が定める「育児時間」が女性社員だけでなく、男性社員にも適用されています。このように、性別に関係なく育児に関わることを推進する体制が整えられている点が、評価のポイントとなっています。
男性育休の取得率が急上昇
特に注目すべきは、男性の育児休業取得率がここ数年で劇的に向上したことです。2020年度には20%だった取得率が、2021年度には33%、2022・2023年度には50%に達し、2024年度には100%を目標にしています。この成長は、社内研修や会議を通じて情報を共有することで、育児休業についての理解を深めてきた結果であります。
実際に、2023年度から2024年度にかけては、育休を取得する男性社員も増加し、実際に取得した社員からは「職場の理解があって嬉しかった」と前向きな声が寄せられています。
職場環境の変化と今後の展望
高速オフセットは、この「くるみん認定」を誇りに思い、さらに育児支援のマニュアルを策定するなどの取り組みも進めています。また、育児休業を取得した社員のサポート体制の整備を計画しており、具体的には業務を代行する社員に対する手当の設議も視野に入れています。
会社概要と今後の展望
高速オフセットは、毎日新聞グループに属する企業で、新聞印刷から商業印刷、デザイン、WEB企画制作など幅広い事業を展開しています。268人の男性と47人の女性が共に働く会社で、性別に関係なく子育てと仕事を両立できる環境を作り出す努力が続けられています。
このような取り組みが進む中、今後も地域における子育て支援のモデルケースとして、より多くの企業に影響を与えることが期待されています。社会全体がこの流れを追い、より良い職場環境が整っていくことを願っています。