舞台『先生の背中』がCSで初登場!
9月28日(日)午後7時30分から、CS衛星劇場にて、パルコ・プロデュース2025『先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~』がテレビ初放送されます。この舞台は、名匠・小津安二郎監督をモデルに、彼の知られざる人間模様を描いた喜劇です。演出を手掛けたのは、映画監督・行定勲さん。中井貴一が“先生”と呼ばれる名監督を演じ、芳根京子や柚希礼音ら個性豊かなキャストが共演しています。
この作品は、小津監督が生み出した映画の撮影所を舞台に、名匠が抱える苦悩をユーモラスに、そして味わい深く描き上げています。中井貴一扮する“先生”が新作の撮影に挑む様子と、彼を取り巻く5人の女性たちの人間ドラマが織りなす物語となっています。行定勲さんは、舞台の魅力を次のように語っています。
>「映画と現実がないまぜになったような、映画監督の脳内風景。それを舞台装置や照明によって可視化することは、舞台ならではの表現です。」
この言葉からも、舞台に込められた特別な思いが伝わってきます。観客がその場でしか感じられない瞬間を、大切にしたいという気持ちが沸き立っています。中井貴一は「名匠」の姿をどのように演じ切るのか、芳根京子や柚希礼音らの演技も見逃せません。
【あらすじ】
舞台は昭和30年代、日本映画界が転換期を迎えようとしている頃。名匠・小田昌二郎(中井貴一)は、新作の撮影をスタートしますが、うまくいかず、彼の心には様々な思いが渦巻きます。そんな中、食堂の看板娘・幸子(芳根京子)から婚約の報告を受け、さらに制作が遅延。心配するスタッフたちの中で、名匠は自らの年齢と健康を気に病み、過去の女性たちの幻影に悩まされることに。
「かつての映画はこうだった」と、彼の記憶の中で交流のあった人々との思い出が浮かび上がります。小津安二郎監督へのオマージュを込めたこの作品は、昭和の洒脱な人々からのメッセージを現代に届けるものになっています。
【放送記念として小津作品も放送!】
舞台『先生の背中』の放送を記念して、小津安二郎監督の作品も今放送されます。9月6日(土)午後5時から『東京物語』、7時30分には『秋刀魚の味』がデジタル修復版で登場。こちらも合わせてお楽しみください。
【キャストと制作陣】
舞台には中井貴一をはじめ、芳根京子、柚希礼音、土居志央梨、藤谷理子、キムラ緑子などの実力派が出演。脚本は鈴木聡、演出は行定勲が担当。多彩なキャストによって描かれる人間模様が見ものです。
【視聴方法】
この舞台『先生の背中』は、CS衛星劇場で放送されるほか、小津監督の映画も含めた特集が組まれているぜひ、この機会に日本の映画史を振り返る素晴らしい体験をしてみてはいかがでしょうか。
視聴方法や詳細は公式サイトでご確認ください。出演者やストーリーの魅力をお見逃しなく!