インド初開催のアニメ大イベント「Anime India」の盛況を振り返る
2025年8月22日から24日まで、インド・ムンバイのNESCO EXHIBITION CENTREで、アニメタイムズ社主催による「Anime India」が行われました。このイベントは、インドで初めての本格的なアニメフェスティバルとして注目を集め、29,000人の来場者と5,000人の学生を迎え、大盛況のうちに幕を閉じました。
インドでのアニメイベントの意義
「Anime India」は、アニメ産業が成長を続けるインド市場において、その可能性を象徴する存在となりました。日本を含む70社がブースを構え、アニメ関連のビジネス関係者が200社以上参加したことで、今後の市場拡大に向けた重要な場となったことは間違いありません。
アニメタイムズの取り組み
アニメタイムズ社は、公式ブースを通じてファンとの接点を作るとともに、ビジネス交渉の場を提供しました。特に目を引いたのは、人気アニメ『進撃の巨人』の公式グッズがラインアップされたブースで、関心を集めました。また、Prime Videoで提供される「アニメタイムズ」への入会促進キャンペーンも大変効を奏し、地元ファンから好評を博しました。
スペシャルゲストとの交流
更に、荒木哲郎監督を特別ゲストとして招待し、彼のキャリアに関するパネルセッションや『進撃の巨人』の制作秘話に迫るオーディオコメンタリーセッションが行われました。これらのイベントは多くのファンの関心を引き、現地のアニメ文化への深い理解を促進しました。荒木監督は「インドの熱気と将来性に大きな期待を感じた」とコメントし、参加者との交流に感謝の意を表しました。
代表の発言
アニメタイムズ社の代表取締役社長、勝股 英夫は、グローバルパネルで登壇し、インド市場の成長可能性について力強く語りました。現地の関係者との意見交換を通じて、アニメタイムズ社の役割を確立し、日本アニメの魅力を広めるための取り組みを強化していく意向を示しました。QAセッションでは、アニメファンから数多くの質問が寄せられ、日本アニメへの強い関心が改めて認識される場ともなりました。
インドアニメ市場の未来
「Anime India」代表のミシャール・ワンヴァリ氏は、インドには1億人以上のアニメファンがいるとしながらも、その歴史が始まったばかりであることを強調しました。そして、アニメタイムズ社のような企業がアニメコミュニティを支える重要な役割を果たしていると語り、2030年にはインドがアメリカに次ぐ世界第2のアニメ市場になるとの予測を示しました。
アニメとの新たな出会い
このイベントを通じて、日本のアニメに対する関心の高まりがわかり、教育機関や企業間での交流も見受けられました。これにより、今後の人材育成やコンテンツビジネスの成長が期待されます。アニメタイムズ社は、日本とインドの架け橋となり、両国のアニメ文化の交流をさらに推進することで、市場の拡大に寄与していく方針です。
アニメタイムズ社とは
アニメタイムズ社は、Prime Videoでさまざまなアニメ作品を無制限に楽しむことができるサブスクリプションサービスを提供し、YouTubeなどでもアニメコンテンツを配信しています。今後も日本のアニメ文化がインドで成長する姿を見守り、支えることに力を入れていくことでしょう。