レクサスLM新技術
2025-07-07 10:42:58

レクサスLMに初採用!内浜化成とNPACの型内塗装技術の魅力

内浜化成とNPACが切り拓く新たな自動車デザイン



量産化が進む型内塗装技術


愛知県豊田市に本社を置く内浜化成株式会社と、大阪府枚方市の日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社(NPAC)が共同開発した型内塗装技術が、自動車業界に新風を巻き起こしています。この革新的な技術は、特にトヨタ自動車の高級車「レクサスLM」に初めて採用されることが決まり、2025年7月からの量産が待ち望まれています。

型内塗装の魅力とは


型内塗装(インモールドコーティング)は、樹脂成形と表面塗装を一つの工程で行う手法です。金型内で樹脂を成形した後、そのまま塗料を注入して表面を加工します。これにより、従来の塗装方法に比べて大幅に工程が短縮されるだけでなく、CO2排出量も従来に比べ60%削減されます。またVOC(揮発性有機化合物)の排出量もゼロに近づけることができるため、環境に優しい製品設計が実現されます。

レクサスLMのデザイン性と耐久性


レクサスLMに搭載されるピラー部品は、車両の窓ガラスと一体化した構造を持っています。このため、デザイン性と耐久性が特に重視される部位となります。型内塗装技術を用いることで、高い表面平滑性を実現し、美しい外観を持ちながらも厳格な品質基準をクリア。この革新により高級車としてのさらなる価値が付加されるのです。

環境を考えた技術の進化


内浜化成とNPACは、環境に配慮した無溶剤型塗料を使用しています。この塗料は99%以上のVOC削減効果がありながら、従来塗装の品質を維持することに成功しています。これにより、持続可能な社会の実現に向けた自動車業界の課題解決に寄与することを目指しています。

今後の展望


型内塗装の特長である金型転写技術を活用することで、幾何学模様やエンボス調加工など、より繊細なデザインを施した新製品の開発にも意欲を示しています。また、多彩なカラーバリエーションをラインナップに加えることで、自動車デザインの可能性をさらに広げることを計画しています。

まとめ


内浜化成とNPACの型内塗装技術は、レクサスLMのピラー部品に初めて採用されることで、その技術力と可能性を示すこととなります。今後もこの技術が自動車業界での新たなスタンダードとなり、持続可能な社会の実現に向けて貢献していくことが期待されています。自動車デザインの未来を担う技術の進化に、引き続き注目が集まることでしょう。


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