第2回日印道路技術セミナー開催:新たな技術交流の未来へ

第2回日印道路技術セミナーがムンバイで開催



令和7年9月4日、国土交通省はインドのムンバイにて、第2回日印道路技術セミナーを開催しました。このイベントは、ムンバイ都市圏開発庁などとの共同開催であり、両国の技術交流を促進することを目的としています。

セミナーの内容



本セミナーのテーマは「海上道路建設・維持管理」。インド側ではムンバイ沿岸海上道路プロジェクトの概要が紹介され、日本側からは橋梁技術などが共有されました。このセミナーは、両国の官民が集まり、今後のプロジェクト形成に向けた情報交換の場として機能しました。

開催概要



  • - 日時・場所: 令和7年9月4日、インド共和国ムンバイ RAHSTA EXPO2025内
  • - 出席者数: 約50名
  • - 日本側の参加者: 国土交通省の大臣官房審議官(道路)富山英範氏(オンライン参加)、道路局企画課の国際室長嶋田博文氏、在ムンバイ日本国総領事八木浩治氏など。
  • - 発表企業: NEXCO東日本、IHIインフラシステム、JFEエンジニアリング、株式会社長大、株式会社パデコなど、合わせて7社が参加しました。
  • - インド側の参加者: ムンバイ都市圏開発庁のChief Engineerやマハラシュトラ州道路公社のChief Engineerなど、多様な専門家が集まりました。

議事の要点



セミナーは、ムンバイ都市圏開発庁によるムンバイ沿岸海上道路(Uttan-Virar Sea Link)の構想および計画の説明から始まりました。その後、国土交通省が発表した日本の道路の長寿命化施策について紹介に移ります。日本の企業5社は、海上道路建設と維持管理に関連した独自技術を発表し、活発な意見交換が行われました。また、今後も両国間での協力を強化し、技術交流を続ける意向が確認されました。

現場視察



セミナー終了後、参加者はマハラシュトラ州道路公社の案内の元、建設中の海上道路(Versova-Bandra Sea Link)の作業現場を視察しました。この視察は、両国の技術者が実際のプロジェクトに触れる貴重な機会となり、相互理解を深める一助となったと言えます。

結論



第2回日印道路技術セミナーは、両国の道路技術分野での協力を新たに強化し、次のステップへと進む重要な一歩となりました。今後も技術交流を通じて、海上道路の建設がより円滑に進むことが期待されています。両国の官民が協力し合うことで、グローバルな技術の発展に寄与する必要性がますます高まっています。

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