大阪・関西万博記念 古墳サミットが堺市で開催
堺市が主催する「大阪・関西万博開催記念 古墳サミット」が、令和7年11月29日(土)にフェニーチェ堺 大ホールで開かれます。このイベントは、令和2年に始まった古墳サミットの第6回目の開催となり、今年は特に注目の年となっています。なぜなら、大阪・関西万博の開催を祝う形で、古墳の重要性を再認識する絶好の機会だからです。
今年のサミットの大きなテーマは、世界遺産としても認識されている百舌鳥・古市古墳群と、ヨルダン・ハシェミット王国及びインドの古墳群の比較研究です。これにより、大阪の古墳群が持つ価値や魅力を新たな観点から考察し、国際的な視点での議論が行われます。
プログラムの内容
サミットの内容は、専門家による講演が盛りだくさんです。以下のプログラムが用意されています。
- - 講演1: 「砂漠の王国ヨルダンと海洋の王国バーレーンの世界遺産:遊牧民と海洋民が残した古代遺跡」
- 講師: 安倍 雅史氏(東京文化財研究所 保存計画研究室長)
- - 講演2: 「南アジアの墳墓-その歴史的意義をさぐる」
- 講師: 上杉 彰紀氏(鶴見大学 文学部 文化財学科教授)
- - 講演3: 「大きさ・形・副葬品から読み解く世界遺産百舌鳥・古市古墳群」
- 講師: 十河 良和氏(堺市博物館学芸課参事)
そして、サミットの後には、堺市長、羽曳野市長、藤井寺市長によるトークセッションが行われ、地域の古墳についての考察が進められる予定です。
参加方法と詳細
参加者は現在募集していますが、定員は1,700名としていますので、早めの申し込みが推奨されます。申し込みは、堺市の電子申請システムまたはメールで受け付けており、参加費は無料です。今回は、1グループ4名まで申し込み可能です。
開催日時
- - 日時: 令和7年11月29日(土)午後1時~午後3時30分
- - 場所: フェニーチェ堺 大ホール(堺市堺区翁橋町2-1-1)
- - 受付開始: 令和7年10月1日(水)
持参が必要なものや、申込み方法に関する詳細は、堺市の公式サイトでご確認ください。 参加証も忘れずに持参する必要がありますのでご注意ください。
同時開催イベント
同日、古墳サミットと並行して、様々なイベントも開催されます。特別展示やパネル展、古墳にちなんだグッズの販売などがあります。特に、家族で楽しめる「こども劇場パーク」も午後から行われるため、お子様連れの方には楽しんでいただけるイベントが目白押しです。
堺市内での異文化交流や歴史を感じながら、新たな発見をする一日となるでしょう。この機会に、古墳や万博に関する知見を深め、他国の文化と比較しつつ、自らの地域の歴史に誇りを持つきっかけになればと思います。
ぜひ、たくさんのご参加をお待ちしております。