城島が詐欺防止
2025-10-08 17:42:30

特別防犯支援官 城島茂、詐欺防止の新プロジェクトを推進

特別防犯支援官 城島茂が詐欺防止イベントを開催



2025年10月5日、千葉県のテラスモール松戸にて、『見破れ!ニセ警察詐欺』という電話de詐欺被害防止イベントが開催されました。このイベントには、警察庁特別防犯支援官である城島茂氏が出席し、参加者と共に電話詐欺の実態を学びながら、その危険性についての啓発を行いました。この企画は、全国で急増する特殊詐欺への対策として重要な取り組みとなっています。

溢れる危機感と実体験に基づく知識の普及



全国各地で相次ぐ特殊詐欺の被害状況を受け、SOS47(ストップ・オレオレ詐欺47)は、2018年に始まったプロジェクトで様々な防犯策と情報提供に取り組んできました。イベント開始早々、城島氏は令和6年の特殊詐欺の認知件数が約2万1千件に達し、被害総額は約720億円にのぼると発表。前年対比で増加していることに驚きを隠せず、「本当に深刻な状況ですね」と語りました。

さらに、千葉県内でも昨年944件の詐欺が認知され、被害額は約42億円に達しており、オレオレ詐欺が最も多い手口であると説明しました。参加者にとっても新たな知識を得られる貴重な機会です。

クイズ形式での理解促進



イベントの中では、クイズ形式で電話デ詐欺、特にニセ警察詐欺について意識を高めるセッションが展開されました。城島氏はみずからヒントを出し、参加者が楽しみながら実際の詐欺事例を学ぶことができるよう工夫されていました。特に「警察官を名乗るニセ警察詐欺」の危険性については、LINEを使った手口や、犯人達が“不安を煽る”という手法を詳しく解説。

実際の体験談も交えながら、「何も知らない状態で連絡を受けると、驚いて判断ができなくなってしまいます」との警鐘が鳴らされました。また、城島氏は警察がLINEで連絡をすることはないと強調し、常に家族や友人に相談することの重要性を訴えました。

高まる詐欺のターゲット、年齢層の変化



クイズで示された内容から、詐欺の被害者は思っている以上に幅広い年齢層に及ぶことが明らかになりました。特に最も多い年代が30代であり、城島氏は「LINEを使っている若い世代も多く、詐欺に遭う可能性が高い」と警告しました。特に、これを男性や女性といった世代や性別で一括りにするのは誤りです。

SMS詐欺の新たな問題と対策



最後のクイズでは、詐欺に使用される電話の多くが国際電話であることが紹介され、城島氏が「普段国際電話を使用しない方は、その着信をブロックする申請をしてください」と具体的にアドバイスしました。必要な手続きはWEBサイトから無料で行なえるため、多くの方に積極的な利用を呼びかけました。

防犯意識を家族内で高めよう



イベントの締めくくりに、城島氏は「詐欺の被害を未然に防ぐために最も重要なのは、犯人からの電話に出ないこと。それによって被害を回避する可能性が飛躍的に高まります」と、参加者に対して強く訴えかけました。

家族や友人と共に、この課題に対して意識を高め合うことの重要性を再認識し、多くの人に安全な日常を取り戻すための第一歩を踏み出す機会となりました。


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