大阪府が推進するサプライチェーンのCO2排出量可視化プロジェクトにbooost technologiesが参入

大阪府のサプライチェーン可視化プロジェクトに参画

booost technologies株式会社（以下、booost）が、大阪府によって実施される「令和6年度サプライチェーン全体のCO2排出量見える化モデル事業」に参加することが発表されました。このプロジェクトは、環境持続性と効率的な業務運営を促進するために、企業が自らのサプライチェーンのCO2排出量を理解し、削減する取り組みを強化することを目的としています。

プロジェクトの趣旨

本プロジェクトは、2025年に開催される大阪・関西万博に向けても重要な意義があります。万博によって得られるインパクトを最大化し、持続的な開発に繋げるためには、企業がそのサプライチェーンにおけるCO2排出を明確に把握し、削減策を検討することが必須です。特に、産業や業務部門が全体のCO2排出量の約60%を占めることから、その削減対策が重要視されています。

booostは、企業向けに統合型SXプラットフォーム「サステナビリティERP」を提供し、カーボンフットプリント（CFP）の算定や評価においても多数の実績を持っています。これを活かし、事業者が自社のCO2排出量を見える化し、具体的な対策を策定する支援を行います。

参加企業と提供支援

本事業では、大阪府内に事業所を持つ企業が参加対象です。心を重ねた企業、具体的にはコクヨ株式会社とロート製薬株式会社の二社が今期のモデル事業に選ばれ、彼らの製品におけるCFPの算定を行います。booostは、BCG（ボストンコンサルティンググループ）の監修のもと、このCFP算定実務を支援し、無料相談窓口の提供も行っています。

この取り組みを通じて、企業は自身の製品の環境影響を理解し、持続可能な企業活動へとシフトしていくことが期待されます。また、今後の市場動向に合わせた情報開示の重要性が高まる中、企業の透明性を確保することも含め、持続可能な事業運営に貢献していきます。

booostの役割

booostは、国際的な基準に基づいた情報管理を行い、サステナビリティ情報の集約やリアルタイムモニタリングを可能にするプラットフォームを持っています。これにより、企業全体の排出量の見える化が、一層の効率をもたらすことが期待されます。80ヶ国での導入実績をもつbooostは、グローバル企業へのサステナビリティ実現を加速するために、必要な支援を提供していきます。彼らのビジョンは、ただ単に排出量を減らすだけではなく、社会全体の持続可能な発展に向けた貢献を目指しています。

BCGとの連携

プロジェクトのパートナーであるBCGは、戦略コンサルタントとして、持続的な競争優位に向けて企業を支援することに特化しています。BCGの豊富な知識と経験を活かし、booostは企業の持続可能性向上に寄与することで、日本全体の環境目標達成に貢献していく意向です。

まとめ

今後、大阪府を舞台に進められる「サプライチェーン全体のCO2排出量見える化モデル事業」は、サステナビリティの重要性が高まる中で、企業が一丸となって環境への健康的な影響を減少させる機会を提供します。booostはその一翼を担い、グリーンな企業文化の育成および環境保護に貢献していくでしょう。このプロジェクトの進展には、引き続き注目が集まります。