食べる力を守る
2025-11-13 10:54:47

山梨県で口の健康を守る!フレイル予防と食事の重要性を学ぶ取り組み

山梨県で行われた口腔ケア講座



2023年10月26日、山梨県甲府市にて、口腔保健を通じた県民の健康づくりに関する公開講座が開催されました。この講座は、山梨県、(一社)山梨県歯科医師会、サンスター株式会社が連携し実施したもので、約150名の参加者が集まりました。テーマは『口から食べる重要性~あなたの歯は何本ありますか~』です。このイベントは、特に高齢者の健康寿命を延ばすことを目的としており、食事と口の機能の重要性を議論しました。

講演内容の概要



第一部:フレイル予防の重要性



講演の第一部では、東京都健康長寿医療センターの本川佳子氏が登壇し、『フレイル予防を基軸とした栄養と口腔の関係』について講演しました。本川氏は、フレイル、すなわち虚弱を防ぐためには、運動、栄養、そして口腔の健康を一体で考えることが重要であると強調しました。具体的には、たんぱく質を豊富に含む食品を積極的に摂取し、バランスの良い栄養を意識することの重要性が語られました。さらに、様々な食品を楽しむためには、口腔機能の維持が欠かせず、「オーラルフレイル」に早く気づき対策を講じることが大切だと説明されました。

第二部:寸劇による理解促進



続いて、第二部では朱系がプログラムの中で、家族の日常生活を描いた寸劇が行われました。この寸劇は、口腔ケアを怠ることでどのように口の状態が悪化し、食べる力が低下するかを描写し、参加者に問題意識を促しました。同時に、歯科の受診や日常のオーラルケア、さらにはお口の体操についても紹介され、健やかな食生活を維持するためのヒントが提供されました。

参加者の楽しい学びの場



また、会場ではサンスターのブースが設けられ、製品展示や『パタカ選手権®︎』と称した口腔機能測定の実施が行われました。この測定は、ゲーム感覚で楽しく口腔の健康について学ぶことができる機会を提供し、参加者が興味を持ちながら自分の口腔機能を見つめ直す場となりました。

参加者の感想



参加者からは、講座を通じて「運動、栄養、口腔のトリプルアプローチが大切だと理解できた」との声や、「寸劇を通して楽しく学べた」という感想が寄せられました。このように、参加者は日常生活に役立つ知識を得ることができたようです。いずれも、フレイル予防や健康を長く保つための気付きとなったことでしょう。

今後の取り組み



山梨県と山梨県歯科医師会、サンスターは、これからも県民の健康寿命延伸に向けた活動を続け、口腔ケアの普及啓発にも力を入れていく方針です。講座での講演内容は、山梨県歯科医師会のホームページで無料視聴が可能です。詳しくはこちらをチェックし、さらなる健康増進を目指してください。

山梨県歯科医師会のHP

最後に



山梨県では、口腔健康を推進するための条例を施行しており、今後も郡市との連携を図ることで、県民が心身ともに健やかな生活を送れる社会を実現することを目指します。これは、ひいては歯・口腔から始まる健康づくりが、日本全体の健康社会に寄与する重要な取り組みといえるでしょう。


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