UAEの宇宙飛行士、アル・ネヤディ閣下が大阪万博UAEパビリオンを訪問

UAE青年問題担当国務大臣が大阪万博のUAEパビリオンを訪問

2025年の大阪・関西万博で、アラブ首長国連邦（UAE）パビリオンへの特別な訪問が行われました。主役は、UAEの青年問題担当国務大臣で宇宙飛行士のスルタン・アル・ネヤディ閣下。彼は、UAEの宇宙探査における成果を共有し、研究やイノベーションを通じた国の取り組みを体験するために来日されました。

訪問の意義と内容

アル・ネヤディ大臣は、駐日アラブ首長国連邦特命全権大使であり、UAEパビリオンの公式代表であるシハブ・アルファヒム閣下の出迎えを受け、パビリオン内の没入型体験「大地から天空へ（From Earth to Ether）」を体験しました。このパビリオンは、訪問者がUAEの国家としての進化の物語を五感で感じられるよう設計されています。

この体験では、「宇宙探検家たち」セクションが特に感銘深く、アル・ネヤディ大臣自身がその一員として紹介されました。このセクションではUAEの国民が、いかにして宇宙探査の場で影響を与えつつあるかが強調されています。大臣がパビリオン内で直接、パネルに登場することで、来場者はその物語の核を体現する人物に直接触れることができ、貴重な体験となりました。

公開Q&Aセッション

訪問の一環として行われた特別イベントでは、アル・ネヤディ大臣が来場者に対してスピーチを行いました。彼は国際宇宙ステーションでの長期滞在ミッション「Expedition 69（第69次長期滞在）」について振り返り、宇宙での生活や科学実験、さらに国際的な協力の重要性について語りました。このスピーチの後には、参加者からの質問に応じる公開Q&Aセッションが設けられ、大臣と来場者の間に活発な対話が生まれました。

大臣の言葉

アル・ネヤディ大臣は「ここ大阪で、私たちの物語がどのように世界に表現されるかを目の当たりにできて光栄です」と述べ、UAEが宇宙探査の分野で成し遂げた成果が、国民への信頼の証であることを強調しました。さらに日本との連携の重要性についても触れ、万博が他国との協力の場である意味を深めました。

大使のコメント

この訪問に関して、シハブ・アルファヒム大使は「アル・ネヤディ大臣が来館されたことは光栄で、大臣の姿勢は多くの人々にインスピレーションを与え続けている」と述べ、パビリオンがメッセージを強化する良い機会となったことを強調しました。

エンパワーリングな体験を

スルタン・アル・ネヤディ大臣の訪問を受け、UAEパビリオンは「大地から天空へ」のテーマで、来場者一人一人が未来を形作る人々の物語を五感で体験できる場として機能しています。特に、パビリオン内では教育やイノベーションをテーマにしたワークショップや、エミラティ料理を楽しめるレストランも併設されることで、国内外の人々を集めて新たな交流の場を生み出しています。

2025年大阪・関西万博は、UAEの伝統を未来に引き継ぐ大きな舞台となります。大臣の訪問は、この国のビジョンやイノベーションへの意欲を強く印象づけ、万博を通じての国際的な交流の大切さを再認識させるものとなりました。日本でのこの特別な体験をぜひ多くの方に、直接体感していただきたいと思います。