2025年大阪・関西万博で感じる未来の身体性
2025年に大阪で開催される国際博覧会「大阪・関西万博」において、非常にユニークな体験が提供されます。それが「Cybernetic being Life」という展示です。このプロジェクトは、株式会社ロフトワークが総合プロデュースを手がけており、未来の身体性をテーマにしたコンセプトが展開されます。具体的には、サイバネティックアバターを用いて、身体の制約を超えた新たな体験を提供しようという試みです。
展示概要
展示名
「Cybernetic being Life」
期間
2025年7月23日(水)から7月28日(月)、7月30日(水)から8月4日(月)
※休館日は7月29日(火)
時間
10:00~21:00(ただし、7月28日は18:00閉館、8月4日は17:00閉館予定)
場所
大阪・関西万博 フューチャーライフゾーン内
フューチャーライフエクスペリエンス(FLE)
入場
無料・予約不要(万博への入場チケットが必要)
展示の目的
本展示は「新しい身体でどんな能力を手に入れるか?」を問いかけます。具体的には、分身ロボットを活用することで身体的な制約を超え、自由に移動したり、生活を再構築したりする方法を探求します。また、脳波で動くロボットアームを使って日常生活を支えることや、高度な技術を持つアスリートや職人の技能を自らの身体で体験することが目指されています。
2060年の未来に向けて
展示を通じて、来場者には2050年の社会を視野に入れたビジョンが示されます。このビジョンでは、障害、年齢、性別、人種に関係なく、誰もが自分らしく生きられる社会を描いています。「もうひとつの身体」を手に入れることで、人々は自由に活動し、社会参加を果たせるようになることを目指しています。
ムーンショットパークの背景
「Cybernetic being Life」は、内閣府のムーンショット型研究開発制度のもとで実施されるプロジェクトです。この制度は、日本独自の革新を促進するためには、従来の技術がもたらす枠を超えた大胆な研究が必要であるとの考えから生まれました。展示内容も、この理念に基づいたもので、来場者には革新的な技術や未来の可能性を「見て、触れて、感じる」方法で体験してもらうことが目指されています。
ロフトワークのアプローチ
ロフトワークは、社会の中で創造性を引き出すためのクリエイティブ・カンパニーであり、共同創造の重要性を認識しています。本展示では、その理念を具体化し、未来社会の実現に向けての情報を提供します。また、さまざまな展示が交互に展開されることで、来場者が常に新しい発見を持ち帰れるよう工夫されています。
この展示を通じて、来場者は未来の身体性の可能性を深く考える機会が得られるでしょう。ぜひ、大阪・関西万博の「Cybernetic being Life」に足を運び、未来の社会についてのヒントを見つけてください。