不動産業界のイノベーション
近年、デジタル技術の進化により多くの業界で業務の効率化が進んでいます。この流れの中で、不動産業界も例外ではありません。アールスリーインスティテュートが手がけた新しいkintoneアプリを用いた「売却保証額シミュレーター」は、東急リバブル株式会社の業務改善を実現し、審査依頼件数が約2倍に増加した事例が話題になっています。
背景と課題
不動産の売却保証サービスは、顧客が安心して不動産を手放せるよう、売却が成立しない期間でも一定の保証額で買い取ることを目的としています。しかし、東急リバブルの「売却保証」サービスでは、審査依頼件数の伸び悩みが課題でした。特に、営業担当者が利用するExcelを用いた審査フローが煩雑で、依頼処理にかかる日数が平均5日にも及ぶことが問題でした。また、Excelの計算式が実際の不動産価格と乖離していることも信頼性の低下につながっていました。
このような背景の中、アールスリーインスティテュートは「営業担当者が適切に提案を行えるようにする仕組み」の構築に着手しました。
kintoneアプリの開発
「キミノマホロ for kintone」というサービスを通じて、アールスリーインスティテュートは新たに「売却保証額 簡易シミュレーター」を開発しました。このアプリでは、物件の種別や査定金額、床面積などの情報を入力するだけで、売却保証額を即時に算出することができます。さらに、社内基準や概算リフォーム費用を考慮して計算ロジックを実装し、より実際の価格に近い試算を実現しました。
試算後に審査を希望する際には、入力データを基にPDFで「売却保証適用審査調書」を自動生成。これにより、煩雑なフローを簡素化しました。
導入後の成果
このシミュレーターの導入によって期待以上の成果が得られました。導入前と比べて審査依頼件数は59件から93件に増加し、着地見込みでは110件に達する見込みです。さらに、売却保証額の試算数も200件を超え、営業担当者の労働時間は増加せず、高い効率化が実現されています。営業推進課の担当者からは「アプリ化によって入力ミスが大幅に減少し、処理速度が向上した」という声も聞こえてきました。
この成功事例から、アールスリーインスティテュートは「まずは相談することが重要」というスタンスを強調しており、業務改善のサポートにおけるパートナーとしての役割を果たしています。
まとめ
アールスリーインスティテュートが開発したkintoneアプリは、今後も不動産業界における業務改善を進めていくことが期待されます。「キミノマホロ for kintone」は、システム開発だけでなく業務の整理や運用の定着までをサポートするサービスです。無料相談会を定期的に開催しており、業務の悩みや課題を気軽に相談できる場を提供しています。今後の展開にも大いに注目したいところです。