武蔵野大学 公開講座「土岐善麿新作能の世界」開催のご案内
武蔵野大学の日本文学研究所は、2025年2月13日(木)に「土岐善麿新作能の世界」に関する公開講座を実施します。この講座は、武蔵野キャンパスの雪頂講堂で、14:00から17:00まで行われ、音楽や文学の愛好者にとって、見逃せないイベントとなっています。
新作能「顕如」の解説と上演
講座は2部構成で行われ、第1部では新作能「顕如」の一部が上演されます。この新作能は、本願寺の第11世宗主である顕如上人をテーマにしたもので、織田信長の大坂石山略取に際しての激しい戦いを描いた作品です。「顕如」では、前半は亡霊の苦悩が表現され、後半は浄土の美しさや教義の歓喜が展開される、深い精神性を持った演目となっています。特に、前シテ重幸の演技が際立つ形式で、新作能特有の魅力を感じられます。
著名な登壇者たち
第2部では、人間国宝の山本東次郎氏や歌人の馬場あき子氏が登壇し、土岐善麿の作品や創作活動についての対談や座談会が行われます。土岐善麿は、歌人、作詞家、国文学者として知られ、また新作能の第一人者でもあります。彼の作品を通じて、能楽の新たな魅力を見つけることができるでしょう。
参加方法と詳細
この講座は入場無料で、事前の申込は不要です。興味を持たれた方は、当日直接会場に足を運ぶことが可能です。講座は13:30から開場し、観客にとって貴重な体験となること間違いありません。
開催概要
- - 開催日: 2025年2月13日(木)
- - 開催時間: 14:00~17:00(開場13:30)
- - 場所: 武蔵野大学武蔵野キャンパス 6号館 雪頂講堂
東京都西東京市新町1丁目1番20号
土岐善麿の功績
土岐善麿は、明治18年に生まれ、数々の新作能を作り出した著名な作詞家で両面性に長けた文化人です。彼が新作能で描き出した物語は、日本の伝統芸能としての能楽に新しい風を吹き込んでいます。特に彼の新作能メソッドは、一般に知られる能の枠に留まらず、心の奥底にあるテーマを表現することに成功しています。
武蔵野大学の歴史
武蔵野大学は、1924年に設立され、現在では学生数13,000人を超える総合大学へと成長しました。特に、文学部や能楽資料センターを有するなど、文学や芸術に関する教育研究が盛んなことでも知られています。
武蔵野大学の関連情報:
この公開講座に参加することで、まさに本物の新作能の世界に触れることができる貴重な体験を提供します。興味がある方はぜひ、2月13日は武蔵野大学へ足を運んでみてはいかがでしょうか。