日本フィル定期演奏会
2025-11-14 13:59:53

山田和樹指揮の日本フィル定期演奏会、期待のフレンチプログラムに迫る

日本フィルの心に響く定期演奏会



2025年11月28日と29日、日本フィルハーモニー交響楽団による第776回東京定期演奏会がサントリーホールで開催されます。指揮を執るのは、ベルリン・フィルデビューを果たし、現在もっとも注目されている日本人指揮者の一人、山田和樹です。
この特別な公演では、久しぶりに邦人作曲家とフランスの音楽が組み合わされたプログラムが展開され、その中にはドビュッシーや武満徹の作品が含まれています。

プログラムの魅力



演奏会のプログラムは、ドビュッシーのバレエ音楽『遊戯』からスタートします。この作品は、色彩感あふれる音楽で観客を魅了することで知られています。次に、武満徹による『マイ・ウェイ・オヴ・ライフ』が続き、この曲は英訳された詩に基づく柔らかな響きが特徴です。演奏の後半には、誰もが馴染みのあるラヴェルの『ボレロ』が登場し、その後、フランスの作曲家プーランクによる『スターバト・マーテル』が続きます。

山田は、これらの作品が持つ深いメッセージや音楽的な彩りが、観客に新しい体験をもたらすことを期待しています。特に、プーランクと武満の作品は、含蓄のある美しさを持ちながら、それぞれの文化的背景を反映しています。

山田和樹と日本フィルの絆



山田和樹は、日本フィルの正指揮者としての10年間の経験を経て、「うちのオケ」と呼ぶほど愛着を持っています。彼にとって、日本フィルとの関係は単なる仕事以上の意味を持ち、いつも何か特別なものを感じるそうです。それは、演奏の際に生まれる空気感や一体感に大きく貢献していると語ります。

「日本フィルの演奏は、常にキラキラとしたものがある」と山田は述懐します。その演奏は、音楽が会場全体に広がり、観客を音楽の世界に引き込む力を持っているとのこと。彼はこの体験を「音楽の中にある色を感じる」と表現し、フランス音楽との融合がこの独特の感覚を生んでいるとも語っています。

期待される演奏会の詳細



この演奏会は、両日ともマエストロ山田によるプレトークがあり、より深く作品や演奏に触れる機会が提供されます。特に、未完の音楽のように新鮮な体験を提供することを目指しており、誰もが楽しめる内容になっています。また、合唱団として東京音楽大学のメンバーが参加し、素晴らしいハーモニーが演出されることも見逃せません。

今後の予定としては、30歳以下対象のYs席の提供や、ライブ配信も予定されており、遠方の方々も気軽に参加できるようになっています。

「音楽をやる意味は、結局なにかを感じ取ることだと思います」と山田は語ります。この演奏会は、音楽のもたらす深い問いに触れる貴重な機会。皆さんもぜひ、大阪から音楽の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。


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