自動運転トラック実証
2025-09-10 12:32:23

東レとT2が手を組み、自動運転トラック輸送の実証スタート!

東レとT2が共同で自動運転トラック輸送の実証を開始



2025年9月16日、東レ株式会社と株式会社T2は、自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証をスタートさせることを発表しました。このプロジェクトは、関東から関西にかけての高速道路?一部区間で実施され、両社の革新的な技術が結集したものとなっています。トラックドライバーの不足が深刻化する中、自動運転技術を活用して持続可能な物流体制の構築を目指しています。

実証内容と運行区間


この実証では、東レ製品をT2の自動運転トラックで輸送します。運行区間は、神奈川県の綾瀬スマートICから大阪府の茨木千提寺ICまでの約440キロです。計画は2025年9月から2026年4月までの期間で、合計4回の実施を予定しています。特筆すべきは、輸送するのは東レのABS樹脂「トヨラック」です。

自動運転のレベルと燃料の選定


T2が目指しているのは、2027年からのレベル4自動運転トラックによる幹線輸送の開始です。2025年7月からはレベル2自動運転トラックの商用運行も始まります。本実証でもレベル2自動運転での運行が行われ、トラックの走行ルートや運行パターンの有効性を検証します。

また、低炭素燃料の使用にも積極的に取り組んでいます。特に、石油業界の7社と合意したカーボンニュートラル燃料の利用を進めており、軽油にバイオディーゼル燃料を5%以下混ぜた「B5軽油」を使用する予定です。さらに、CO₂排出量を実質100%削減可能な「リニューアブルディーゼル燃料」の供給も受けており、環境への配慮もされています。

未来の物流を見据えた取り組み


このプロジェクトは、東京都による「GX関連産業創出に向けた早期社会実装化支援事業」に採択されています。支援を受けながら、2025年からは試験的に低炭素燃料を使用し、給油オペレーションの改善にも取り組んでいく予定です。

実証の結果には大いに期待が寄せられており、この取り組みが成功すれば、両社はレベル4自動運転トラックによるより効率的で持続可能な幹線輸送の実現に向けて、一層の協力を進めていく考えです。

企業情報


東レ株式会社


  • - 所在地: 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 日本橋三井タワー
  • - 代表者: 大矢光雄
  • - 設立日: 1926年1月12日
  • - 事業内容: 繊維、樹脂、ケミカルなど多岐にわたる製品の開発・製造・販売
  • - 公式サイト: 東レ株式会社

株式会社T2


  • - 所在地: 東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 日比谷国際ビル 1階
  • - 代表者: 熊部雅友
  • - 設立日: 2022年8月30日
  • - 事業内容: 自動運転システムの開発、自動運転トラックの幹線輸送サービスなど
  • - 公式サイト: 株式会社T2

このように、東レとT2の共同プロジェクトは、未来の物流の形を垣間見る貴重な機会となっています。これからの動きに注目です!


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