アサヒロジスティクス、茨木市に新たな物流センターを開設
2026年2月に、大阪府茨木市に物流センターが新設される予定です。この新しい物流拠点は、アサヒロジスティクス株式会社の運営によるもので、年間500万人の食生活を支える物流インフラを提供することを目指しています。埼玉県さいたま市大宮区に本社を構える同社は、1,600台のトラックと2,500人以上のドライバーを擁し、関東を中心に食品物流を行ってきました。
新センターの重要性
アサヒロジスティクスとして初となる関西での配送と倉庫機能を持つこのセンターは、国の食料供給チェーンの安定に寄与する重要な役割を果たすと期待されています。特に、昨今の物流業界の変化に伴い、多様なニーズに応える体制は欠かせません。同社は2024年からの中期経営ビジョンとして、「2028年度までに東日本全域の食と農を支える物流インフラを確立する」を掲げており、その一環としてこの新センターの開設を行います。
物流機能の拡充
新たな茨木市のセンターは、関東と関西を結ぶ重要なハブとなり、効率的な運営を支える共配ネットワークを構築します。アサヒロジスティクスは現在、関東・信越地方や東北地方に11カ所の共配センターを有し、集約された商品を同じ車両で配送する手法を採用しています。これにより、物流の効率性が大幅に向上し、顧客に対するサービスの質も高まります。
設立70周年を迎えて
1月28日にはアサヒロジスティクスが70年の歴史を刻むことになります。この節目を機に、さらに事業を拡大し、関西エリアにおいても強固な物流インフラを構築する意義は大きいと言えるでしょう。同社の代表、横塚元樹社長は、「次の10年に向けて、関西でも安定した物流サービスを提供していきたい」との意向を示しています。
まとめ
アサヒロジスティクスの新しい物流センターの開設により、大阪府茨木市が関西における重要な物流拠点として注目を集めることになるでしょう。同社の取り組みが地域の経済、そして食生活にどのように影響を与えるか、今後の成長に期待が寄せられます。持続可能な物流の実現に向けた一歩が、どのように進展していくのか見守りたいところです。