第67回グラミー賞でSHUREが響かせた音楽の世界とその技術

グラミー賞での音響の重要性

音楽の祭典である第67回グラミー賞は、毎年多くのアーティストとファンを魅了します。本年の授賞式は、ロサンゼルスのCrypto.comアリーナにて開催され、驚くべき音響体験を支えたのがSHUREの最新音響技術です。これまでに40年近くにわたり、グラミー賞の音響面を支えてきたSHUREは、今回も多くのパフォーマンスをクリアな音質で届けました。

音響技術の背景

今回の授賞式には、SHUREのAXT Digitalワイヤレスシステムが導入され、ハンドヘルド型送信機が46チャンネル、インイヤーモニタリングシステムが24チャンネル、さらにボディーパック受信機が150台使用されるなど、その規模は計り知れません。オーディオプロデューサーのマイケル・アボット氏は、「SHUREはアーティストが最高のパフォーマンスをできるように、常にクリアで信頼性の高い音質を保証している」と語りました。

授賞式では、特にプレミア授賞式においてもAXT Digitalシステムが大活躍。モニターエンジニアのダスティン・デルーナ氏は、「この技術は以前の使用においても大変優れていましたが、今回で改めてその性能を実感しました。多くのアーティストやスタッフが、その素晴らしさに感動し、感謝の気持ちを表現してくれました。」と称賛の声を惜しみません。

パフォーマンスに欠かせないマイク

授賞式でのパフォーマンスにおいても、SHUREのNexadyneマイクロホンが多数使用されました。特に、グラミー賞で最優秀新人賞を受賞したチャペル・ローンは、ヒット曲「Pink Pony Club」のパフォーマンスで最新のNexadyne 8/Sマイクを装着しました。モニターエンジニアのマルコム・ギルは、このマイクの優れた音質について「クリアにボーカルが抜け、ミックス作業も非常に楽になる」と評価しています。

音響チームの技術

この素晴らしい音響体験は、音楽制作チームの尽力によるものです。RFコーディネーターのスティーブン・ヴォーン氏は、AXT DigitalとWireless Workbenchを用いて周波数調整を行い、広い会場での安定した通信環境を構築しました。音響の質がすべてを左右する中、彼の技術は重要な役割を果たしています。

アーティストたちの思い

グラミー授賞式は、多くのアーティストたちのパフォーマンスが集う舞台であり、Shureの支持が不可欠です。名だたるアーティストたちがShureのワイヤレス技術を使用し、パフォーマンスを行いました。音楽界の巨星たちが一堂に会するこのイベントは、音楽ファンにとっても特別な場であり、アーティストたちにとっては自身の音楽を最大限に発信できる舞台です。

まとめ

第67回のグラミー賞は、音楽だけでなくその背後にある技術の重要性を再認識させるものでした。SHUREのワイヤレスシステムとマイクロホンは、アーティストたちの素晴らしいパフォーマンスを支え、観客にとって忘れられない音響体験を提供しました。SHUREは、これからも音楽の未来を支える存在であり続けるでしょう。