1月14日に放送されるBS日テレの番組「冨永愛の伝統to未来」では、歌舞伎俳優の尾上菊五郎が石川県の加賀料理を訪れ、国の無形文化財に登録されたその魅力に迫ります。この番組では、江戸時代から受け継がれてきた伝統の技と味がどのように現代に受け継がれているかを探求します。
尾上が訪れるのは、加賀料理の老舗である「かが幡亭」。1975年に創業し、地元の厳選した食材をふんだんに使った料理を提供しています。このお店では、加賀市に住む作家が手がけた九谷焼や山中漆器を器として使用し、地域の文化を感じさせる一皿一皿を大切にしています。
代表的な加賀料理である「治部煮」や「蓮蒸し」を味わいながら、尾上菊五郎は加賀特有の伝統猟法「坂網猟」を体験します。この猟法は、約4mのY字型の網を使って飛んでいる鴨を捕まえるという独特の技術で、加賀市で行われるものの中で、坂網猟で捕らえた鴨料理を提供するお店は非常に少ないのです。「かが幡亭」では年間200羽ほどしか獲れない貴重な鴨を使用した料理が味わえ、その奥深い味わいに尾上も感服するといいます。
加賀料理の特筆すべき点の一つは、料理の器にこだわりがあることです。九谷焼や輪島塗といった伝統工芸の器を使うことで、料理の魅力が一層引き立ちます。現在、九谷焼を代表する名窯「青泉窯」は、今は休止中ですが、再生に向けた取り組みが進められています。その中心にいるのが、宮内庁御用窯元・妙泉陶房の山本篤さんです。彼は加賀九谷陶磁器協同組合理事長として、若手作家に幻の「型打ち技法」を指導し、伝統工芸の技を未来へつなぐ活動を行っています。
これらの取り組みは、加賀の食文化と伝統工芸がいかにして受け継がれているかを示す興味深い内容です。「冨永愛の伝統to未来」では、加賀地域がどのようにして自らの文化を守り、未来へとつなげていくかが描かれます。
放送は1月14日(水)夜10時からBS日テレで行われ、貴重なオフショットも番組公式SNSで配信される予定です。加賀料理に興味のある方、伝統工芸に関心がある方は、ぜひこの機会に番組をチェックしてみてください。