大学生の『おひとりさま就活』事情
現代の大学生にとって、就職活動は避けて通れない道です。特に、Z世代として知られる現在の大学生は、従来の就活スタイルとは一線を画す新たなアプローチを取っているようです。株式会社MERYが2026年5月に行った調査によると、大学生たちの就活における実態が浮き彫りになりました。今回は、その結果を詳しくお伝えします。
就活中の気分転換法はなに?
アンケートに参加した252名の大学生を対象に「就活中、自分の機嫌をとるためにやっていること」は何かを尋ねたところ、結果は以下のようになりました。1位は「音楽を聴く・歌う」で37.3%、2位は「推し活」で32.5%という結果に。
就活におけるプレッシャーやストレスを和らげるために、音楽や推しキャラに癒しを求める傾向が強いことが示唆されます。また、MERYコミュニティの座談会での意見も興味深く、「面接後に美味しいものを食べる」など、自分へのご褒美を大切にする姿勢が見られました。
一人での気分転換が多い理由
さらに「就活中の気分転換は、一人で行うことが多いか」との質問には、68.3%の大学生が「はい」と回答しました。一人で気分転換を行う理由には「友人と自分の就活状況を比較してしまうから」が最も多く、「友人の成功を聞くと焦る」という感情も影響しているようです。こうした心理は、良好な友人関係を保とうとするあらわれかもしれません。
秘密主義の就活仲間
友人同士で具体的な選考状況について深く話さないという傾向も目立ちます。多くの大学生が具体的な進捗を共有しない理由には、他者との比較による不安があるようです。これは、非常に共感できる感情で、相手の成功が自分にどのように影響を与えるかを意識しているからでしょう。
AIの活用と就活への影響
さらに、調査結果として「就職活動でAIを活用するか」という質問には、なんと72.5%が「はい」と回答しました。具体的な活用内容としては「ESの作成・添削」が63.8%、次いで「自己PRの作成・改善」が46.6%と、多くの学生がAIを頼りにしている状況が伺えます。
座談会では、「AIが自分の強みを言語化し、向いている業界を見つける補助をしている」という意見もあり、AIが思考の補助としての役割を果たしていることが確認されました。
就活に対する不安
大学生が抱える就活に不安要素は様々ですが、「自分に合う企業選び」が33.7%で最も高い結果でした。「面接やESよりも、SPIに対する不安が強い」との声もあり、多様な不安が交錯しています。特にZ世代は周囲の影響や比較を受けやすい環境にあるため、自分自身の就職先選びにあたって慎重にならざるを得ない状況が見えてきます。
就活の早期化の実情
さらに、就活の早期化も見逃せません。約9割の大学生がその実感を持っていると回答し、「早い人は2年生から始める」など、早期化が身近な実態となっています。この現象は、メディアでも話題に上がっている通り、今の学生たちにとってますます深刻な問題となっています。
まとめ
この調査を通して、Z世代の大学生たちが他人との比較による不安を抱えながら、想いや考えを大事にし、自分のペースで就職活動を進めている姿が浮かび上がります。一人で気分転換をする学生が多い一方で、友人との関係を大切にしながらも、聞きづらい本音はAIで補完する時代になっていることが分かりました。
MERYでは、座談会を通じてリアルなZ世代の声を取り入れ、今後も最新の就活事情を発信していきます。