シマノが国内で新たに始めるTrail Born Fundプログラム
シマノセールス株式会社(堺市)は、兵庫県神戸市と大阪府箕面市を新たな支援エリアに選定したことを発表しました。2026年、このTrail Born Fundプログラムが日本国内において初めて実施され、持続可能なマウンテンバイクフィールドの整備と維持が focus されます。
Trail Born Fundプログラムとは?
Trail Born Fundプログラムは、世界中でマウンテンバイクのトレイル造成や保護活動を支援する取り組みで、発足以来、すでに多くの地域で成果を上げてきました。このプログラムは、受益地域の持続可能な運営モデルを構築し、地域コミュニティの育成を促すことを目的としています。具体的には、10年で1,000万ドル(約15億円)の資金を、トレイルインフラや管理団体に直接支援する仕組みです。
日本の事例はまだ少ない中、特に注目すべきは、神戸市と箕面市が森林利用の地方行政と地域の協力を元に関与する点です。参加者それぞれが役割を果たしながら、持続可能なトレイルネットワークの環境を構築するため、企業や運営団体、地方自治体が連携しています。
神戸市「マウンテンバイクフォレスト神戸」
神戸市は、都市から山間へのアクセスを優位とし、2023年から「神戸登山プロジェクト」を展開。六甲山の豊かな自然を背景に、NPO団体・神戸エリアマウンテンバイク協会と連携し、トレイル整備を進めています。森林再生とアウトドア利用の両立を目指すこのプロジェクトは、国内外の先進事例を参考にしながら地域に適したモデルを構築中です。
2025年には初級トレイルが完成予定で、中級・上級コースの追加とともに、パンプトラックやレンタルバイクサービスも提供する計画。さらに、地域住民とライダーとの交流を促進するため、トレイルビルドの公開イベントも開催します。
箕面市「箕面とどろみMTBフィールド」
箕面市では、箕面マウンテンバイク友の会が2012年から地域貢献に尽力し、今現在で約300名の会員がいます。活動を通じた地域との信頼関係が実を結び、箕面市との共同プロジェクトも進行中です。2021年からは、止々呂美地区の山林を利用して会員専用のフィールドを造成しており、環境保全と放置林の再生を目指しています。
既存の山道を利用せずに新設されたトレイルは、今現在7本が完成。2ヶ月に1回のオープンを予定しており、将来はさらに開放日を増やすことを計画しています。また、道具を収納する「ハブスクエア」も設けられ、イベント時に使用される予定です。
プロジェクトの今後
シマノにとって神戸と箕面は本社に近く、身近なエリアであるため、モデルケースとして支援対象に選ばれました。「自転車文化の創造」という理念のもと、生涯にわたり楽しめる環境作りが、日本のマウンテンバイク文化を支えると考えています。今後も、地域を超えた支持の拡大を目指し、継続的な支援を行う方針です。
Trail Bornの数字で見る成功例
このプログラムのこれまでの実績は以下の通りです:
- - 世界18の地域でトレイルプロジェクトを支援
- - 78kmのトレイル建設に資金を供与
- - 約1400平方メートルのパンプトラックを建設
- - 各国のトレイル運営団体から45件の支援申請を受け、19件を採択(アジア、南米、ヨーロッパ、北米などの国が含まれます)。
地域社会と持続可能なトレイル運営モデルを育成するこの取り組みは今後、日本においても次世代につながります。詳細情報は、以下リンクよりご覧ください。
シマノ公式サイト