保育第三者評価を支援する新サービス、大阪に登場
NPO法人ここのばが、大阪で保育園や認定こども園向けに、第三者評価サービスを本格的に提供し始めました。このサービスは、受審準備から改善計画の策定まで、一貫したサポートを行います。特に、経営と現場の両方に精通した専門家が評価を行うことで、園が抱える課題や強みを客観的に把握しやすくすることを目指しています。
サービスの特長
この評価サービスは、主に以下の5つのポイントに注目しています。
1.
専門家による評価
経営や現場経験が豊富な評価者が、保育と療育の両方の視点から園の実情に即した、客観的な評価を行います。
2.
ITで負担を最小化
評価プロセスに必要な工数を見える化し、自己評価やアンケート調査を無理なく進められる仕組みを導入。
3.
研修で実践へ橋渡し
発達特性のある子どもとの関わりに悩む保育者向けの研修も提供し、自由参加が可能です。
4.
明確なプロセスと費用
自己評価シートや保護者アンケート、現地調査、報告書作成まで一式が400,000円(税別)で提供されます。
5.
発信力の強化
客観的な評価を通じて、園の強みや取り組みを可視化し、保護者や地域の信頼向上に貢献します。
サービス背景と流れ
第三者評価は、運営や保育の質を振り返るための重要な機会です。しかし、多くの園では準備や当日の負担が重く、実施に躊躇する行事でもあります。従来の不安を軽減するため、ここのばは評価工程をデジタル化し、評価を学びと改善につなげる伴走支援を行います。
具体的な流れとしては、まず自己評価シートの作成支援、次に保護者アンケートの実施とその分析、現地調査・ヒアリングを経て、評価結果を報告し、改善案を提案します。この一連の流れを通じて、園の運営に役立つ情報提供を進めていきます。
導入のメリット
このサービスを導入することで、園経営や運営上の課題が明確になり、保育内容や地域連携の強化が期待できます。特に、保護者や自治体、学校、療育機関への信頼構築にも貢献するでしょう。
料金とスケジュール
税別で400,000円で提供されるこのサービスは、プロジェクト開始時のキックオフから、評価報告、療育研修までが含まれています。具体的なスケジュールは、業務の進捗や園の状況によって変動しますが、通常は1ヶ月程度で進行する見込みです。
代表のコメント
NPO法人ここのばの代表理事である百瀬洋介氏は、「第三者評価は単なる点検で終わらせるのではなく、現場の行動変化を促すことが重要です。私たちは評価やIT、研修を融合させ、発達の特性を持つ子どもを含むすべてのこどもが安心して成長できる環境づくりを応援します。」と語っています。
一人ひとりの子どもに特化した支援を実現するための新たな一歩を、是非ご検討ください。