大阪・関西万博2025がもたらす革新の波
2025年6月28日、大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」において、未来の歯科医療に関する特別講演が行われます。このイベントでは一般社団法人日本臨床歯科CADCAM学会が主導し、CAD/CAM技術に焦点を当てた講演が2本予定されています。
歯科医療の新たな可能性を考える
開幕からの賛否両論の中で、万博を訪れた人々の間に広がるポジティブな情報は、イベントの楽しさを物語っています。SNSに4万件以上の投稿がされ、その93%が好意的な内容だという調査結果もあります。このカラフルな盛り上がりの中で、変化する歯科医療の未来を探求する講演会は、極めて意義深いイベントと言えるでしょう。
CAD/CAM技術の役割を知る
特別講演には、北道敏行先生(きたみち歯科医院)と伴清治先生(愛知学院大学 歯学部 歯科理工学講座)が登壇します。北道先生のテーマは「これからの歯科医療とCAD/CAM技術の役割」です。少子高齢化が進む日本において医療現場での人手不足という課題に対して、CAD/CAM技術がどのように解決の道筋を示すか、具体的な事例を交えて分かりやすく解説します。
CAD/CAM技術を使うことによって、高精度の歯の修復物を効率よく製作でき、限られたスタッフでも多くの患者さんに質の高い医療を提供できる可能性が広がります。特に都市部だけでなく、医療資源の乏しい地方や離島での利用も期待され、地域医療の均等化にも寄与します。
ジルコニアの魅力を学ぶ
さらに、伴先生が提供する講演「CAD/CAMで作るジルコニアの白い歯ってすごい!」では、ジルコニアの強度や美しさ、その製作過程を深く掘り下げます。ジルコニアはその機能性に加え、レジンや金属に比べて審美性が優れているため、多くの患者様にとって魅力的な選択肢となっています。
講演では、ジルコニアを利用した歯の特性、保険適用の現状、さらに将来の見通しについても触れられる予定です。これにより、来場者たちは歯科医療の最前線を体験し、最新の知識を得ることができます。
楽しみながら学べるイベント
「健康」の第一歩は「健口」から。イベントの主催は有限会社J-Supportと株式会社オール・デンタル・ジャパン(ADJ)。この日開催される特別イベントでは、幼年者のお口を育むことと、高齢者のオーラルフレイル予防をテーマにした楽しい企画が展開されます。
参加者は「食べる・話す・笑う」ために必要な健口の重要性を学ぶ貴重な体験ができるでしょう。定員も設けられていますので、事前のチケット購入をお勧めします。
会場は大阪ヘルスケアパビリオンで、入口からすぐ右手に位置しており、アクセスも簡単です。お菓子やフードのコーナーもあるため、子供たちも楽しく過ごせます。どなたでもお気軽に訪れて、未来の歯科医療について一緒に考えましょう!
日付: 2025年6月28日(土) 10:00〜20:00
場所: 大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン
当日はたくさんの皆さまのご来場をお待ちしております!