森林循環経済
2025-12-29 00:42:23

岡山大学シンポジウムが示す森林循環経済の可能性と地域活性化

岡山大学は2025年12月22日、津島キャンパスの記念館で「岡山発、森林循環経済の実現に向けて」というテーマのシンポジウムを開催しました。このシンポジウムは、一般社団法人プラチナ構想ネットワークとの共催で行われ、約250名の参加者が企業関係者、自治体職員、大学生など多方面から集まりました。
シンポジウムは、小宮山宏氏の特別講演から始まりました。彼は「森林循環経済の実現で日本を『プラチナ社会』へ」とのテーマで講演し、森の資源を活用した持続可能な社会の実現について熱弁しました。その後、阿部匡伸理事・上席副学長が「木造建築を通じた脱炭素社会の共創に向けて」という基調講演を行い、岡山大学の取り組みやビジョンを紹介しました。
続いて、パネルディスカッションが行われ、参加者たちは地域資源の活用や木造建築の推進について意見を交わしました。パネリストには県内の林業、建築、自治体の代表が迎えられ、それぞれの立場から活発な議論が展開されました。特に、産学官金連携の重要性が強調され、「岡山モデル」としての取り組みの構築が求められました。
参加者からは「具体的な地域材の活用事例がとても参考になった」という声や、「産学官金の協力が不可欠であることを再認識した」との感想が寄せられました。このような期待を受け、岡山大学は地域内の持続可能な経済モデルの開発に向けた具体的な取り組みを進めていく構えです。
また、このシンポジウムは岡山大学が推進する地域中核・特色ある研究大学の一環として位置付けられており、地域と地球の未来を共創するための活動が進められています。岡山大学は国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支持する立場をとり、政府の「ジャパンSDGsアワード」の特別賞も受賞しています。これにより、地域との共創を進め、持続可能な社会の実現に寄与していくことを目指しています。
シンポジウムの成功を受けて、岡山大学は今後も地域資源を活かし、新たな経済価値を創造するための活動に取り組んでいくとのことです。今後の動向にもぜひ注目していただきたいです。


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