新しい時代のSTEAM教育が全国の高校に導入開始
ヒューマンアカデミー株式会社が、未来の学びを支える新たなSTEAM教材パッケージの本格提供をスタートさせました。この取り組みは、文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業(通称:DXハイスクール)」に採択された全国1,000校を対象とし、特にSTEAM(科学、技術、工学、芸術、数学)教育の普及を狙ったものです。
概要と目的
「ヒューマンアカデミージュニア」は、15年以上の児童教育の経験を活かし、学生たちの創造力を引き出すことをミッションとして掲げています。今回の教材パッケージは、特にロボティクスを通じて若い世代の自発的な学びを促し、実践的な数理情報探究プログラムを提供することを目指しています。
具体的には「ロボティクスプロフェッサーコース」という教材を基盤に、ロボット製作を通じて、プログラミングやハードウェアに関する知識を総合的に学ぶ内容となっています。この教材を使用することで、生徒たちは自身の創造力を携え、現実の問題解決能力を育むことが期待されています。
神山まるごと高専との連携
本教材の提供に先駆けて、“モノをつくる力で、コトを起こす”をコンセプトにした「神山まるごと高等専門学校」でも一部教材が導入されることが決まりました。2025年6月から、同校の授業でロボティクスプロフェッサーコースの教材が使用され、生徒たちはロボット制作を通じてプログラミングの基礎や機構について学ぶことができます。
この取り組みを通じて、神山まるごと高専は未来に向けて、デジタル人材やイノベーション人材を育成していくことを目指しています。
教材の特徴
本教材には、ロボット製作を通じた探究学習のためのカリキュラムが組まれており、ハードウェアとソフトウェアの両面からのアプローチが特長です。生徒たちは、ロボットの制作を通じて、実際にプログラムを用いた問題解決方法を学ぶことができます。また、学習成果の可視化を目的として、クリエイティブロボティクス検定や創ロボコンテストも開催され、自己の成長を実感できる環境が整っています。
今後の展望
ヒューマンアカデミージュニアは、STEAM教育やSTREAM教育の普及に向けた取り組みをさらに強化し、幅広い教育的価値の提供を目指しています。また、民間教育だけでなく公教育との連携を進め、未来の社会で活躍する人材を育成するための一助となることを目指していきます。
社会が求める人材育成に向けたこの新しい教材の導入は、今後の教育現場においてどのような変化をもたらすのか、引き続き注目が集まります。