大阪・関西万博に向けた落雷・熱中症対策の強化

大阪・関西万博に向けた安全対策

大阪・関西万博が2025年に開催されるにあたり、万博を安全かつ円滑に運営するための取り組みが進められています。特に注目されるのが、日本気象株式会社の「落雷・熱中症対策」に対する貢献です。彼らは2025年の大阪・関西万博の運営参加ブロンズパートナーとして参加し、最新の気象・防災技術を活用して万博の運営支援を行います。

落雷リスク監視業務

日本気象はこの度、万博協会と連携し、気象予報士による「落雷リスク監視業務」を受託しました。これは、万博会場で落雷が発生した場合、来場者やスタッフを安全に退避させることを目的にしています。広大な会場において、多数の来場者がいる中で人命を守るために、気象監視が非常に重要です。

気象予報士は、会場周辺での落雷リスクの高まりを見極め、事前に万博協会に情報を伝える役割を担います。これにより、迅速な対応が可能となり、万博のスムーズな運営に寄与します。この監視業務は、2025年4月11日から10月13日まで続けられ、その期間中は常に万博会場の天候に注意を払います。

気象防災監視システム

日本気象が提供するのは、落雷リスクの監視だけではありません。運営本部向けに気象防災監視やWBGT値（湿球黒球温度）を予測するシステムも提供しています。これにより、来場者が安心して万博を楽しむための支援が行われます。特に夏季の万博では、熱中症のリスクが大きくなるため、その対策も大変重要です。

会場に設置された観測機器は、WBGT値を監視し、熱中症の危険度を予測。これに基づいて、スタッフが適切な情報を得て対策を講じることができます。また、会場の気象情報はWebシステムを通じて、担当者が即時に確認できるようになっており、情報の流れも円滑に保たれています。

日本気象の取り組み

日本気象株式会社は、「Earth Communication Provider」として、気象情報を通じた社会貢献を目指して活動しています。大阪・関西万博では、会場の気象防災監視に関わる協賛事業や、スマートモビリティのサポートなど、多岐にわたる取り組みを行っています。これにより、万博が成功裏に運営されるための基盤を提供しています。

大阪市内にある本社の予報監視センターから、24時間365日体制で気象予報士や防災専門家が運営をサポート。来場者が安全に楽しむためには欠かせない存在です。