映画監督・白石和彌がアメリカのUTAと契約、国際的な挑戦へ

映画監督・白石和彌が海外進出を果たす

映画監督の白石和彌が、アメリカの著名なエージェンシー、ユナイテッド・タレント・エージェンシー（UTA）と契約を締結したことを発表しました。この契約により、彼は海外での映画製作を目指し、さらなるキャリアのステージに挑戦することとなります。また、これに伴い、長らくエージェント業務を担ってきた有限会社フラミンゴとの契約を終了し、東京都目黒区に本社を置く株式会社K2 Picturesにエージェント業務を移管しました。

白石和彌監督の経歴

白石和彌監督は1974年、北海道の旭川市に生まれました。彼は若松孝二監督に師事し、2010年には『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で遂に長編映画デビューを果たしました。この作品をきっかけに彼の卓越した才能が広く認識され、2013年には『凶悪』が日本アカデミー賞で優秀監督賞と脚本賞を受賞するなど、映画界での地位を確立しました。

その後も彼は、数々のヒット作を生み出し、2021年には『孤狼の血 LEVEL2』が日本アカデミー賞で優秀賞最多13部門を受賞しました。昨年も『碁盤切り』、ネットフリックスによる『極悪女王』、そして『十一人の賊軍』と、立て続けに新作を公開し、話題となりました。

新たな契約と今後の展望

今回の契約により、K2 Picturesは白石監督の新たな挑戦を支えることに専念します。白石監督自身も「光栄に思っています。自分に可能性があるのなら、ワールドワイドな作品作りに挑戦してみようという気持ちになりました」とコメント。彼は、国内外を問わず多くの人々に楽しんでもらえる作品を作ることを誓い、これからの名声に拍車をかけていくことでしょう。

フラミンゴの赤城プロデューサーには長年のサポートに対して感謝を述べつつ、今後はK2 Picturesにエージェント業務を託し、更なる前進を目指す姿勢を見せています。