橋本市での詐欺被害防止イベント、伍代夏子氏が啓発活動を実施

橋本市で特殊詐欺対策イベントを開催

和歌山県橋本市で、警察庁特別防犯支援官の伍代夏子氏が、特殊詐欺防止を目的とした記念イベント「みんなでとめよう！！国際電話～みんとめ大作戦in橋本～」に参加しました。このイベントは、市制20周年にちなんで開催されたもので、地域の皆さんに向けて詐欺に対する注意喚起と予防策が伝えられました。

特殊詐欺の現状と警告

有識者である伍代支援官は、まず橋本市内での特殊詐欺被害の実態を説明しました。「最近、オレオレ詐欺の被害が増加しているとの報告があります。しかし、オレオレ詐欺は手口が進化しており、今や防ぐことが可能な手段もどんどん増えています。皆さん、しっかりと注意を払ってください」と呼びかけました。

続けて、特に問題視されているのが、国際電話を悪用したニセ警察詐欺です。「この手口では、海外からの番号を使って警察官を名乗り、金銭を騙し取る手法が広がっています。国際電話を利用しない申し込みをすることで、発着信を無料で止められるので、被害防止に有効です。これを利用して、自分を守ってください」とアドバイスをしました。

認識の重要性

さらに伍代支援官は、詐欺に対する心構えについても強調しました。「詐欺の電話はいつでもかかってくるということを意識することが重要です。自分は絶対に騙されないという過信が、実際に被害にあうリスクを高めます」と語り、参加者に対策をするように促しました。

「また、自分だけでなく、離れて住んでいる家族や高齢者の方々の資産を守る意識を持つことが大切です。家族全員で対策を心掛けて、みんなで守り合うことが重要です。」と続け、皆の協力の重要性を訴えました。

結束して詐欺を防止しよう

このイベントは、全国の47都道府県で行われている「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」というプロジェクトと連動しており、伍代夏子氏が述べるように、情報を共有し、詐欺被害を未然に防ぐための啓発活動が続けられています。全国に広がる特殊詐欺の脅威を共に認識し、地域の安全を守るために積極的に参加していくことが求められています。