『Earth ∞ Pieces』米公演
2025-11-18 12:37:05

日本発の音楽文化共創プロジェクト『Earth ∞ Pieces』がミラノでの公演を決定

日本発の音楽文化共創プロジェクトがミラノに上陸



多様な人々が音楽でつながる文化共創プロジェクト、『Earth ∞ Pieces(アース・ピースィーズ)』の第2章が、イタリア・ミラノでの公演に向けて動き出しました。2026年3月15日(日)、歴史的な劇場である「Teatro dal Verme」で開催されるこの公演は、ミラノ・コルティナ2026冬季大会の公式文化プログラムに認定されています。

プロジェクトの背景と意義



このプロジェクトは、障害や世代、音楽経験に関係なく、誰もが対等に合奏に参加できる場を提供することを目指しています。『Earth ∞ Pieces』は、ベートーヴェンの《喜びの歌(第九)》をテーマにし、1日完結型の参加型音楽会として、多様な音楽家や演奏者たちが一堂に会して共演するという、新しい形の音楽体験を提供します。

初演の東京2020パラリンピック開会式での成功を受け、音楽監督には蓮沼執太氏を迎え、またワールドプレミアには、生活にさまざまな事情を抱える10代から60代までの音楽家が参加し大きな話題となりました。この音楽イベントは、「多様性と調和の未来」を体感できる機会を提供し、参加者に深い感動を与えました。

ミラノ公演の詳細



第2章となるミラノ公演では、協同組合型音楽学校「Allegro Moderato」と非営利文化団体「Komorebi」が中心となり、国内外から公募でプレイヤーを集めます。「Allegro Moderato」は特に障害のある音楽家に焦点を当て、120名の音楽家が所属しています。
公演会場の「Teatro dal Verme」は、約1,400席を誇る歴史的劇場で、音楽と文化の中心地・ミラノを象徴する重要な場所です。ここで日本発のアートプロジェクトが行われることは、国際的な文化交流の新たな一歩となります。

プレイヤーの募集に関する詳細は、2025年12月上旬に公式サイトで発表予定です。多彩な音楽家たちが集まるこのイベントは、芸術の力を通じて新たな交流を生み出す機会になるでしょう。

開催決定記念イベント



ミラノ公演の発表を記念して、12月5日には東京文化会館で特別講義が開催され、音楽界の担い手たちが集い、共有の理念や実践について話し合います。このイベントには「Allegro Moderato」のディレクターであるルカ・バルダン氏と、栗栖良依が登壇し、音楽がもたらす共創の可能性についてディスカッションします。この講義は無料で、音楽に関心のある方々にとって貴重な機会となるでしょう。

日本からイタリアへと連なる音楽の架け橋が、どのように文化交流を進めていくのか、その動向に注目です。『Earth ∞ Pieces』の取り組みを通じて、音楽が持つ力、そして多様な人々がもたらす新たな可能性に期待が高まります。


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