新たなHIPHOPの誕生
4月18日、HIPHOP界に新たな一歩を刻むアルバム『BAD URBANIZATION』がリリースされます。この作品は、日本のHIPHOPシーンの先駆者であるBLYYと、ビートメイカーToosonというユニークなコラボレーションによって生まれました。両者は異なる音楽的背景を持ちながらも、共通のビジョンを持ってこのアルバムに取り組んだのです。
BLYYとToosonの出会い
BLYYは、東京池袋を拠点に結成25年を迎えるHIPHOPグループであり、その過去の作品からも伺えるように、様々な音楽的なアプローチを通じてシーンを盛り上げてきました。一方、Toosonは千葉出身で、地元のシーンと東京の地下シーンとの架け橋となる存在。彼は、DJ活動から始まり、様々なジャンルを取り入れながら独自のビートスタイルを築いてきました。
この二組のコラボレーションが生まれた背景には、90年代育ちのブーンバップ世代という共通点があり、音楽的実験を通じた挑戦への強い意欲がありました。新しいサウンドを求める彼らの心意気が、アルバム『BAD URBANIZATION』に色濃く反映されているのです。
アルバムの特徴
『BAD URBANIZATION』が特徴的なのは、Toosonが最新のUSシーンのビートエッセンスを取り入れた楽曲制作を行っている点です。これにより、従来のHIPHOPとは異なる新たな側面が加えられ、BLYYの音楽性がより幅広いリスナーに訴求することが期待されます。また、このアルバムのリリースに合わせてミュージックビデオも公開され、その映像美やダイナミズムにも期待が寄せられています。
ミュージックビデオの魅力
ミュージックビデオは、長年ダンスグループZULU-MK MASTERZの一員として東京の地下シーンで活躍してきたKEIGOZULU監督が手がけています。彼のライブ感あふれるカメラワークによって、東京の夜の街並みを独自の視点から切り取った映像が展開され、楽曲の世界観を一層引き立てています。4月18日18:00には、
こちらのリンクから視聴可能です。
今後の展望
今回のリリースを皮切りに、BLYYとToosonによるEPもただ今制作中であり、アルバムに込められた彼らの音楽的嗜好やビジョンはそのEPでさらに深く掘り下げられることでしょう。彼らの音楽が今後どう進化していくのか、是非その過程を見守っていきたいものです。
アルバム『BAD URBANIZATION』は、音楽ファンにとって見逃せない一作となること間違いなし。新たなHIPHOPの息吹を感じながら、ぜひ手に取ってみてください。