新感覚ゾンビ映画『ゾンビ1/2 〜Right Side of the Living Dead〜』制作決定
新たなゾンビ映画『ゾンビ1/2 〜Right Side of the Living Dead〜』が制作されることが決まり、その主演に芳村宗治郎、監督には23歳の若手監督・太田えりかが就任することが発表されました。この作品は、ゾンビパンデミック終結後の世界を舞台にした、全く新しいスタイルのゾンビ映画です。
映画の背景と制作の狙い
本作はメディアミックス・ジャパン(MMJ)が手掛ける新たな映画プロジェクト「M CINEMA」から生まれました。このプロジェクトでは、20〜30代の若手社員に映画制作の機会を与えることを目的としており、今後の才能を開花させるための足がかりとなります。
第一弾の『V. MARIA』は、多くの支持を受け大成功を収めた実績があります。この流れを受けての第二弾となる本作は、B級映画好きのプロデューサー柳沢太介と同じく映画ファンの太田が共同で企画しました。柳沢は、この映画を通じて観客に「観ちゃいけないものを観た時のワクワク感」を提供したいと語っています。
“最後のゾンビ”新宮龍馬の物語
本作の主人公・新宮龍馬(しんぐう・りょうま)は、人類がゾンビに勝利した後、唯一生き残ったゾンビで、理性を保っている“半ゾンビ”です。平凡な日常を過ごしていた彼の生活は、ある日、インターン生を噛んでしまったことで一変します。これによって再度パンデミックが発生し、主人公は果たしてその混乱をどう乗り越えるのか。
ゾンビ映画は「ホラー」のジャンルに位置づけられることが多いですが、本作はコメディ要素を加えた「ブラックコメディ」として描かれ、観客を楽しませることを目指しています。
若き才能、太田えりか監督の意気込み
初めて監督を務める太田は、以前からゾンビ映画に対する強い情熱を持っていました。彼女は「このジャンルをもっと日本に広めたい」との思いを込め、独自の視点で作り上げることに挑戦します。実際にゾンビ映画を経験した彼女だからこそ描ける作品を届けたいと意気込んでいます。
主演・芳村宗治郎の演技に期待
主演の芳村宗治郎は、今回がゾンビ映画への初出演となります。彼は「半ゾンビというユニークな役を通じて、コメディの楽しさを届けたい」と語っており、11月のクランクインに向けて準備を進めています。芳村は、半ゾンビのキャラクターの成長を描くことで、観客に新たな魅力を伝える意欲に満ちています。
結果を期待させるストーリー
物語は、頼りにしていた先輩や奇妙なキャラクターとともに進展し、混乱を乗り越えようと奮闘する主人公の姿を描きます。果たして新宮龍馬は、社会の中で唯一の半ゾンビとして、どのように日常を守るのか。2026年春の公開が待ち遠しい本作に注目が集まります。
総じて、『ゾンビ1/2 〜Right Side of the Living Dead〜』は、意外性と楽しさを兼ね備えた新しいゾンビ映画として、多くの人々の心を掴むことでしょう。若手スタッフによるこの挑戦から目が離せません!